このショコラトリーでは、生産国におけるカカオ豆の選定・発酵・乾燥までの工程も厳しく管理し、各カカオ豆に適切な温度で焙煎を行います。焙煎に使うのはなんとコーヒー焙煎機!焙煎温度の管理を厳密に行うために、少量での焙煎を行う必要があるのですが、一般的なカカオ豆の焙煎機の容量は150〜200kg。そこで20kgずつ焙煎できるコーヒー焙煎機をあえて選んだ、とのことです。
また、選定機には、機能の優れたマスタード用の粉砕器を使用。デュカス氏をはじめとして、スタッフ達が適材適所の最適な設備を見つけて、それによってチョコレートを創り上げるという、手作りの良さが伝わってきます。
ブティックのインテリアもアトリエの雰囲気にマッチしています。中央のボンボンショコラのケースの台は、フランス銀行で使用されていた机だったそう。
実はデュカス氏は、自他ともに認める古物商を巡るほどのアンティーク愛好家。「製造所」というコンセプトの世界観が隅々に行き渡っています。
おすすめの商品は、なんといっても原産国をフィーチャーしたタブレット。例えば、酸味がエレガントなマダカスカル産(65%)や、熟成感ある木の実の香りのペルー産のポルセラーナ(75%)など、一つ一つの個性的な味わいに、チョコレートの面白さを発見することができます。
また、プラリネ&キャラメル、マジパン入りのタブレットもオリジナル。クラシックなボンボンショコラもどんどん改良していく予定ということです。
店舗情報
住所:40 Rue de la Roquette 75011 Paris
電話:01.48.05.82.86
営業時間:10:00〜19:00日・月休
プロフィール
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