フランス菓子に魅せられて 「レ・サンク・エピス」

（左）「ルリジューズキャラメル」340円。（右）「ゆずショコラ オレ」400円。

2品目は、最近よく見かけるようになったルリジューズ。こちらの「ルリジューズキャラメル」はカスタードクリームと、ほろ苦いシャンティキャラメルサレ、2種類のクリームをシュー皮に詰め、キャラメルをつけて2段に重ねています。固めに焼かれた歯ごたえのあるシュー生地にパリパリのキャラメルコーティング、コクのある甘めのクリームがクセになりそうです。

ツヤツヤのグラサージュが美しい「ショコラ ピスターシュ グリオット」は粉を使用しないで作るチョコレートのビスキュイ生地にピスタチオのクリームとショコラノワールのクリームをかさねて。ヴァニラビーンズで香り付けしたグリオットチェリーの酸味が、濃厚なショコラクリームを引き立てます。「濃厚なチョコレートが大好きで、そこに酸味のあるフルーツなどを合わせるのが好きですね。」と齋藤さん。この組み合わせもショコラの風味を存分に楽しめる一品に仕上がっていました。

（左）シェフ・パティシエールの齋藤由季さん。なんと私と同い年！（右）「ショコラ ピスターシュ グリオット」500円。

大井町や品川シーサイドからも徒歩圏内で、しかも通勤経路ということもあり、平日は地元のお客様だけでなく、ランチタイムや帰宅時間にはオフィス客が訪れ賑わいます。

「ひとつひとつのクオリティアップはもちろんですが、さらに品数を充実させていきたいですね。いつかお菓子教室も開きたいと思っているんですよ。」と、齋藤さんが案内してくれた厨房には、教室の実習時にも使えるようにと、大きなマーブル台の作業台が設けられていました。

女性シェフのお店では比較的めずらしい、本格的なフランス菓子を中心に展開する「レ・サンク・エピス」。若きパティシエールの今後が楽しみです。

店舗詳細

プロフィール

スーパースイーツ編集部K：編集・カメラ・ライティングなんでもやりまっす！

うなぎとワインが大好き。
スイーツはしっかり焼き込まれたザクザクタルトと、ジャンドゥーヤ、パン・ド・ジェーヌにオペラ、モンブラン、モカのエクレア・・・あ、終わらない。
目下姉宅のわんこにメロメロです。

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