フランス・パリで今、最も注目のパティスリー『LA PÂTISSERIE DES RÊVES(ラ・パティスリー・デ・レーヴ)』が、9月19日に京都に登場しました。2009年のオープン以来、常に話題になり続けているパリ本店は、「夢のアールドヴィーブル」を信条にイベント会社を立ち上げ、「ラ・メゾン・デ・レーヴ」というルレシャトーにも名を連ねる高級ホテルをモロッコとポルトガルで手がけているティエリー・テシエ氏がオーナー。「夢のお菓子屋さん」をコンセプトに、フィリップ・コンティチーニ氏をシェフパティシエに迎えています。
パリではオープン以来、ホテルを作り上げたクリエイターがデザインした斬新なインテリアのブティックに、クラシックながらハイセンスなルックスのお菓子で、パリジェンヌとパリジャンを魅了。7区バック通りのブティックに続き、16区のロンシャン通りにカフェ併設の2号店も大人気。店内のディスプレイもいわゆるショーケースではなく、一つひとつのお菓子がドーム型のガラスカバーで覆われている、これまでのパティスリーのイメージを一新するような店内になっています。
このたび、そんなパリのお店がそのまま京都にオープン。場所は高台寺にほど近い東山の「ねねの道」。古い町家を生かした店は、京都らしいしっとり落ち着いた風情を醸し出しています。日本の伝統文化が色濃く残る京都は、パリの姉妹都市。「パリと京都、どちらの町も伝統を重んじながらも、常に変化し続けるという共通点もあることから、日本の1号店に京都を選びました」とテシエ氏。古い佇まいに、パリのお店同様のポップなインテリアが新鮮です。
そして、コンティシーニ氏が「夢のお菓子屋さん」というコンセプトのもと、子供の頃に食べたお菓子の記憶をよみがえらせる「新しい古典菓子」は、パリ同様見た目は斬新なのにどこか愛らしく、初めて食べるのにどこか懐かしいのです。
スペシャリテは、丸いシューが円状に連なった個性的な形をした「パリ・ブレスト」。サクサクの食感のシュー生地を小さな丸形に絞ってシューをリング状につなげた形が、まるで花のようにかわいいオリジナリティ溢れるデザイン。低脂肪の生クリームを使ったプラリネクリームの中には、プラリネのソースが入っています。
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