4. ル・ムーリス
パラス・ホテル「ル・ムーリス」は来年180周年を迎えます。そんな中、ロビーを入ってすぐの場所にあるサロン「ダリ」で供される、シェフ・パティシエのセドリック・グロレが手がけるティータイムのメニューがぐっとオシャレになって話題を集めています。 クリエイティビティと技術のバランスの取れた洗練されたパティスリーばかりで、もちろんクリスマスのブッシュ・ド・ノエルも、非常にオリジナル。ホテルとゆかりの深いアーティスト、ダリの作品からインスピレーションを得たデザインで、スモークしたチョコレートクリームと蕎麦粉を入れたビスキュイの組み合わせ。アルマニャックやコニャックなど大人なドリンクが似合いそうです。店鋪情報
住所: 228 rue de Rivoli 75001 Paris
TEL: 01.44.58.10.10
http://www.dorchestercollection.com/en/paris/le-meurice/paris-france
5. マンダリン・オリエンタル・パリ
クリスマスの時期は、前述のペニンシュラもそうですが、さまざまなボランティア活動がさかんになります。ホテル「マンダリン・オリエンタル・パリ」では、今年のブッシュの売上の一部を、白血病やガンなどの難病にかかった子供たちを援助するボランティア団体「それぞれのエベレスト」に募金することに決めました。 この団体の創始者は、医者であり登山家でもあるクリスチーヌ・ジャナン。そんな彼女の想いを込めて、ブッシュの形はエベレストに。シュトロイゼル、キャラメルのムースとクリームを重ね、バニラのババロワで覆った優しい味わいです。店鋪情報
住所: 251 rue Saint-Honoré 75001 Paris
TEL: 01.70.98.74.00
http://www.mandarinoriental.fr/paris/
6. La Pâtisserie des rêves/ラ・パティスリー・デ・レーヴ
2014年9月にオープン5年を迎えた「ラ・パティスリー・デ・レーヴ」。それを祝してフィロソフィを新たにしようと今年のクリスマスに提案したのが、シェフ・パティシエ、フィリップ・コンティチーニも含めた5人の名シェフがそれぞれの子供の頃の思い出を込めたブッシュを作ろうという企画。その名も『5年目のブシェ』。ブシェとは一口サイズのお菓子のことで、この名前も子供の頃の甘い想い出を彷佛とさせるものなのです。 サヴォワ地方の2つ星レストランシェフのジャン・シュルピスの作品は、ビスキュイサヴォワをベースにしたもの。ノルマンディー地方出身の気鋭のシェフ、ダヴィッド・トゥタンはリンゴのポワレやカルヴァドスのクリームをしのばせたもの。パリの2つ星シェフ、チュニジア出身アクラム・ベナラルは、オレンジフラワーウォーターをブリオッシュに浸したものを閉じ込めたもの。バスク地方出身のジュリアン・デュブエは、チョコレートと洋梨の組み合わせを楽しんだもの。そしてコンティチーニは、フランスらしいグリオット種サクランボとマロンの組み合わせのクラシックです。店鋪情報
住所: 93 rue du Bac 75007 Paris
TEL: 01.42.84.00.82
http://lapatisseriedesreves.com
7. ガトー・トゥミュー
ブッシュ・ド・ノエルは子供の頃の想い出を彷佛とさせるもの。そんなクリスマスのファンタジーな世界を形で表現しようとしたのは、「ガトー・トゥミュー」。レストランのシェフ、ジャン=フランソワ・ピエージュとパティシエ、リュドヴィック・ショサールの想いが反映された愛らしい城のデザインです。チョコレート味のシュトロイゼルをベースにして、チョコレートのクリーム、ババ、パンナコッタを重ね、さらにチョコレートのクリームで覆ったもの。食べるのがもったいないくらいの芸術的なケーキです。店鋪情報
住所: 58 rue Saint-Dominique 75007 Paris
TEL: 01.45.51.12.12
http://www.gateauxthoumieux.com