マダム・ドリュック
ベルギーで最も古く1942年にベルギー王室御用達の称号を授与された「マダム・ドリュック」は1919年創業の老舗。ベルギー国内には6店舗、国外にもロシアや南アフリカなどインターナショナルに展開している中規模のショコラトリーです。本店はブリュッセルの中心地にあるメリー・ロワヤル店。本店があるロワヤル通りはベルギー王室の居城があるブリュッセル郊外のラーケンへと繋がっていて、ベルギー王室御用達の店として象徴的な場所に建っています。 ロワヤル店は古さと新しさをバランス良く取り入れるため、2011年にリニューアル。店内はまるでお城に来たような優雅で上品なインテリア。白とマットゴールドを貴重とし、その長い歴史に敬意を表しつつモダンデザインも取り入れ、ゆとりある居心地の良い空間になっています。店のあちこちで歴史を感じられるように、格調高いアールデコスタイルを取り入れ、宝石のようなエレガントなチョコレートが大きなショーケースの内側で際立つように陳列されています。 チョコレート・ボンボンは主に生クリーム、ガナッシュ、プラリネ、キャラメル、トリュフ、マジパン、リキュールの7種類。口あたりがよく滑らかなショコラは初代マリー・ドリュックのレシピを引き継ぎつつ改良を重ねたもの。マダム・ドリュック専属のショコラティエ達が、更に外部の3名のエキスパート達から継続的にトレーニングを受け、日々その技術を向上させながら、独自のプランテーションにてひとつひとつ手作りのチョコレートを作り続けています。 パッケージも可愛らしくてとても魅力的。タブレットも女性が好みそうなパステル系で種類も多く、贈り物としても人気があります。2014年のバレンタインには色やフレイバー、フィリングの異なった5種類のハート型の新作ボンボンが店頭に並ぶ予定だそうです。ベルギーでは「Mary Chocolatier(マリー・ショコラティエ)」という名称で販売していますが、日本では既に「Mary’s(メリーチョコレート)」が存在していたため、2009年の初上陸以来「Madame Delluc(マダム・ドリュック)」という名称で販売していました。本国と同じ名称を使えないことは、マダム・ドリュックの日本進出にとって大きな課題。 現在日本に店舗は持っていませんが、ベルギーの店舗には毎日のように日本の個人顧客からオーダーが入るという根強い人気ぶりだそうです。過去の日本においてのサロン・デュ・ショコラでは大きな成功を収めました。その経験を活かし、現在はこの需要に応えるべく更に広く販売できる日本の販売代理店を探している最中だそうで、継続的に販売したいと日本市場進出への強い意欲を示しています。残念ながら2014年の日本のサロン・デュ・ショコラへの出店はないそうですが、日本の店頭でマダム・ドリュックのチョコレートが買える日は近いかもしれません。
店鋪情報
住所: 73 Rue Royale 1000 Brussels
営業時間: 10:00〜18:00 (月〜土), 日休
電話番号: +32 2 217 45 00
HP: http://www.mary.be/