ヴァンデンダー
ベルギーの数あるチョコレートブランドが日本のバレンタイン市場に向けて備える中、2013年 伊勢丹新宿店のサロン・デュ・ショコラ東京で初出店を決め、2014年も参加予定の「ヴァンデンダー」も例外ではありません。パティシエとしても活躍するショコラティエ、エルマン・ヴァンデンダー氏のベルギー唯一の店鋪は、ブリュッセル中央駅からバスで10分の場所にあります。 製菓職人だった父が1957年にオープンした店を、今でも場所を変えず引き継いでいるヴァンデンダー氏は、1988年から自身のブランド「ヴァンデンダー」をスタート。パンの販売のため朝6時から営業しており、常に地元客の足並みが絶えない人気店です。現在店の裏側に、カカオ豆からチョコレートを作ることができる新しいチョコレート製造機を導入したアトリエを増築中。2014年3月から稼働予定で、通りからも見えるようになっています。人気商品は、クラシックなガナッシュやプラリネ、ワインやリキュール、マジパンやトリュフなど40種を超える豊富なボンボン。風味豊かでリッチなテイストのプラリネに他ブランドとはひと味異なる親しみを感じるのは、ヴァンデンダー氏が自らアトリエに立ち、毎日他3名のチョコレート職人とチョコレートを作っているからだそう。 「店を大きくするとクオリティが下がる。いつまでもチョコレートに触っていたいから、1店舗のみの経営なんだ」という説明にも納得です。現在は地元ブリュッセルで販売するバレンタイン用チョコレートを試作中。ベルギーでの販売は2014年2月1日からを予定しています。 洋菓子店を経営していた父親の影響を受け、アントワープの製菓学校で学び、スイスやフランスで修行を積んだヴァンデンダー氏。パティシエの世界大会「クープ・ド・モンド」では1999年に2位受賞、そして2007年から2年おきに2013年まで、ベルギーチームのプレジデントとして貢献。またカレボー主催のワールドチョコレートマスターズ2013年ファイナルの審査委員として活躍するなど輝かしいキャリアの持ち主。2008年には初めてベルギー王室御用達の称号を得ました。 2013年はカカオの生産量及び輸出量が世界一であるコートジボワールへ出向き、カカオプランテーションの下見や、カカオ豆を知っていてもチョコレートを食べたことの無い子供達にサッカーシューズを贈るなど、精力的に原材料の発掘やチャリティ活動を行っています。 2014年2月には催事に合わせて日本に来日予定。カカオ豆から作る「Bean to Bar」なチョコレートを作りに取り組む意欲的な彼の今後が楽しみです。
エルマン・ヴァンデンダー氏 来日・催事スケジュール
問い合わせ:「菊家」(ask@kikuya-oita.net)
店鋪情報
住所: LEUVENSESTEENWEG 416 1030 BRUSSELS
営業時間: 6:00〜18:30 (火〜金), 6:00〜16:00 (土), 6:00〜15:00 (日) 月休
電話番号: +32 2 734 18 67
HP: http://www.vandender.eu/