需要がますます高まる中、ひとつひとつを更に大切に作っていきたいという思いから、近々品数を厳選したメニュー改革を行い、今後はこのミレンディンほか12種類のクラシックを含めた最大16種類のパティスリーに絞って販売していく予定だそうです。 ベルギーは小国ですが、実に多くのショコラティエが活躍するチョコレートの激戦区。チョコレートの質や味だけで国内と他のショコラティエと差別化するのは難しいため、ジャン=フィリップ・ダルシーはパッケージにもこだわります。モダンでスタイリッシュで、高級感のあるパッケージ。マカロンやプラリネはもちろん、チョコレートバー「フィンガー」は、8カ所の原産国、16種類のフレーバーを色別に分け、組み合わせて自分好みのパッケージを作ることが可能です。 10月からはパリのサロン・ド・ショコラ、クリスマス、ルレ・デセール、ヴァレンタインと、ショコラティエにとっては忙しい時期が始まりますが、こうした繁忙期に対応するには元々あるヴェルヴィエのアトリエが小さすぎるため、現在大々的に増築中とのこと。ここでショコラティエ・スクールを主催したり、徐々に全てのメニューを見直していく予定だそうです。今月には出版本のリリースパーティも開かれます。伝統を守りつつ、更に新たな分野に取り組んでいくジャン=フィリップ・ダルシーの今後の動向に、要注目です。
店舗情報
住所: Rue du Mouton Blanc, 22 4000 Liège
営業時間: 12:00〜21:00 (月〜木), 12:00〜22:00 (金・土)、17:30〜21:00 (日・祝)
電話番号: +32 4 222 99 10
Webサイト: http://darcis.com/
プロフィール
東京のPR代理店で5年勤務後、2011年5月にオランダ・アムステルダム郊外に渡欧。オランダ文化、語学を学びながら主に食関係のライター、フリーランスPRに従事。
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