「白パン、黒パン」ときいて、ハイジの物語を思いだす人も多いかもしれません。ヨーロッパでは20世紀半ばまで、小麦で作った真っ白なパンが庶民の手には届かない高価なものでした。
今もなお、愛され続ける黒いパン
質素な暮らしのなかで農民が自分たちのために焼いていたのは黒いパン。やせた土地でも育つカラス麦やライ麦を原料にした田舎パンは、その栄養価の高さと自然なおいしさが評価されて、ふたたびイタリアの食卓に欠かせないものになりつつあります。
高価な小麦の代わりに、雑穀や豆類、木の実などを混ぜてパンを焼いた農民の知恵。混ぜごはんや炊き込みごはんをいただく感覚で、栗の粉やライ麦、豆類などをパンづくりに活用することで、レシピの幅が広がります。
ここでは栗の粉を使った、おやつにぴったりのレシピをご紹介します。
MY LOHAS
2016.07.11(Mon)