こんにちは。アロマトローグのTomomiです。
日曜日のパリは、お店がほとんど閉まっていてショッピングはできません。フランス人にとって、日曜日はゆっくりと家族で過ごす日なのです。実家に帰ってランチをしたり、家族でどこかへ出かけたり、友人家族と遊んだり。今回は、我が家が日曜日によく行くオススメスポットをご紹介。
パリの北東にあるLa Villette公園内のCité des sciences(科学館)には、プラネタリウムや自然科学にちなんだ展覧会や映画館、そして2歳から12歳までのこどもが遊びながら科学を体感できる施設Cité des enfantsがあります。
ここは1時間半の入替制で、混雑時は事前予約をしないと入れないほどの人気。館内は「発見しよう」「知ってるよ」「やってみよう」「実験しよう」「協力しよう」というセクションに分かれていて、からだについて考えたり、水や空気、光で遊んだり、かたちや文字を学んだり、他の子と力を合わせて何かを達成したりと、遊びながらお勉強(?)できるスペースです。
中でも人気なのがこどもの工事現場。ヘルメットとベストを着用し、それぞれがブロックを運んだり、クレーンで持ち上げたり、ベルトコンベアーを動かしたりしながら、大きな家の壁にブロックを積み上げていきます。大人が指示しているわけでもないのに、順序を守ってトロッコを動かしたり、踏切を上げて通してあげたり、家を作っている子にクレーンでブロックを渡してあげたり、自然と協力しながら作業しているのです。ちびっこたちがあくせく働いていて微笑ましい!娘もここが大好きで、汗だくになりながら時間も忘れて遊びます。
小劇場でのスペクタクルも必見。それも単なる人形劇ではなく、例えば「カムフラージュする動物たち」というテーマで、なぜカメレオンは色を変えるのか、なぜチョウチョやクジャクはあんな柄をしているのか、見ているこどもたちも参加しながらお話をしてくれます。最後は登場した動物の物まねダンス!楽しみながらお勉強をすることができて、こどもも大人も大満足!
こんな風に遊んでいると、1時間半はあっという間に過ぎてしまいますが、La villette公園のいいところは、施設を出ると広い芝生が広がっていること。天気のいい日はここで、ごろーんと横になって、大きな空や運河を眺めながら、自然について考えをめぐらすことができます。公園内には、潜水艦や植物の研究ができる庭園(予約制)や、こども向けの公園もあり、1日遊べます。cite des science内には水族館やプラネタリウム、展覧会もあるので、天気が悪くても大丈夫!
もしパリの日曜日に退屈していたら、ぜひ足を運んでほしいスポットです!
Cité des enfants(La Villettes公園内Cité des sciences et de l’industrie Grand Floor)
住所 30 avenue Corentin Cariou 75019 Paris FRANCE
http://www.cite-sciences.fr/fr/au-programme/expos-permanentes/la-cite-des-enfants/