こんにちは。アロマトローグのTomomiです。
パリには19世紀に作られたモザイク使いが美しい、パッサージュという屋根つきアーケードがいくつか残っています。右岸のおしゃれな町エティエンヌ・マルセルにひっそりと佇むパッサージュ・グランセールには、私が大好きなコスメ・ビオ(オーガニックコスメ)のお店があります。
de Marseille et d’Ailleursというこのブティックのオーナーは、マルセイユ出身のクリスティーヌさん。伝統的な製法を守るマルセイユ石けんのファクトリーがある町で育ち、小さい頃から、石けんとお母さんがパフューム屋さんで買ってくる高級クリームに慣れ親しんでいたのだそうです。そして、お手製のマルセイユ石けんと、彼女がセレクトしたコスメ・ビオのブティックを2006年にオープン。パッサージュのかわいらしい雰囲気とマッチした、素敵な空間です。
彼女がコスメ・ビオにこだわるのは、天然成分しか入ってないから。普通のコスメは肌に吸収される毒素が気になるけれど、オーガニックなら安心とのこと。コスメ・ビオ認証もいまや常識となり、天然原料で作られたからだに優しいブランドも次々と生まれています。
クリスティーヌさんは、取り扱うビオ・ブランドの商品でも納得のいくものだけをセレクトしています。UVクリームを探していると言うと、彼女もまだ良いと思うものに巡り会えていないので、日焼け止めアイテムは置いていないのだそう。そんな彼女のオススメ商品は、カメリナオイルとプチグレンの精油で作った自家製石けん。そして、Herbe et Traditionのタマヌオイル。Vamp à NYのパフューム、Absolutionのデイ・クリーム、Drハウシュカのボディクリーム。Kure Bazaarのマニキュアも。小さなお店に、目利きの彼女が選んだものが所狭しと並んでいるのです。
ちなみに私のオススメは、クリスティーヌさんが取り寄せた野生の真正ラベンダー精油。ドローム地方の高度1400mで去年22キロしか採取できなかった希少な精油です!野生のラベンダー精油はなかなか手に入らないので、ぜひ!
アロマテラピーにも詳しく、マッサージの施術もしているクリスティーヌさんの夢は、自分のコスメブランドを作って、手作り石けんといろいろなトラブル肌に効果的でテクスチャーも香りも素晴らしいプロダクトを世の中に出したいのだそうです。実は今、日本語を習い始めたところだとか。もしパリに滞在することがあれば、ぜひクリスティーヌさんのブティックを覗いてみてください!
de Marseille et d’Ailleurs
1 passage du Grand Cerf
75002 Paris 日月定休