ジャン=フィリップ・ダルシー
ジャン=フィリップ・ダルシーのブースでは、ダルシー氏自らマカロンのデモンストレーションを行っていました。サロン・デュ・ショコラ期間の3日間、一日5回、プラリネとマカロンのデモをしていたそうです。ダルシー氏の今年の大きな計画は、アトリエのあるヴェルヴィエで、「アカデミー・デ・ショコラ」をオープンすること。カレボーのチョコレート・アカデミーでも講師経験のあるダルシー氏が、ショコラティエを目指す人たちに向けて開校予定です。また、会場では新作のバレンタインボックスの人気も上々でした。ヨースト・アレイス、ローラン・ジェルボー、ドゥバイヨル
若きショコラティエ・パティシエであるヨースト・アレイスは、バレンタイン用に故郷ゲント出身のイラストレーターがデザインした可愛らしいパッケージのボックスを用意。3月には早くもアントワープ店をオープンする予定だそうで、去年から続く勢いは衰えていません。スパイス使いが有名なローラン・ジェルボー氏はモダンなヴィヴィッドピンクのパッケージに入った4種のチョコレートを用意。そのうち2種には、ロマンチックなポエムが書かれています。また乙女チックなデザインが人気のドゥバイヨルは、サロン・デュ・ショコラ限定のミニバロティンを販売。プラリネ7種とマカロン4種の2セットが5ユーロという手頃な価格で販売されていました。昨年と比べて規模も内容もパワーアップしていた今回のブリュッセル版「サロン・デュ・ショコラ」。出展者も去年の90社から110社に増え、若いショコラティエ達もどんどん参入し、ベルギーのチョコレート界がますます盛り上がっていることが実感できました。
イベント情報
期間: 2015年2月6日(金)〜 2月8日(日) 10:00〜20:00(金)、〜19:00(土)、〜18:00(日)
会場: Brussels Expo – Paleis 1, Belgieplein 1, 1020 Brussel
http://brussels.salon-du-chocolat.com/
プロフィール
東京のPR代理店で5年勤務後、2011年5月にオランダ・アムステルダム郊外に渡欧。オランダ文化、語学を学びながら主に食関係のライター、フリーランスPRに従事。