
料理研究家リュウジの公式YouTubeチャンネル(@ryuji825)より引用
リュウジ氏、こめおの腕前に感嘆
人気料理研究家のリュウジ氏がこのほど、自身のYouTubeチャンネルを更新し、格闘技イベント「BreakingDown(ブレイキングダウン)」の元人気選手・こめおと直接対峙しました。
こめおは現在、東京・麻布十番で割烹を経営しており、リュウジ氏が同店を訪れたことがきっかけとなりました。
事の発端は、こめおと実業家・堀江貴文氏の、料理への「化学調味料」使用をめぐる論争でした。YouTube番組の中で、こめおが「『味の素』を使わないラーメン」をプレゼンした際、堀江氏が「『味の素』なしのラーメンがそんなに偉いの?」と反論したことがありました。
その後、こめおが蟹ラーメン店のオープンを発表した際には、SNSで「まだ化学調味料使ってるの?」という煽り文句を添え、堀江氏はそのポストを引用し「まだ化学調味料使わないとか言ってイキってんの?苦笑」とツッコミを入れるなど、舌戦が繰り広げられていました。
リュウジ氏はこの2人の論争に「こめお君はむしろ化学調味料を過信しすぎ」と参戦し、こめおが化学調味料を使用しない理由として「本当に美味しい料理を作った時に、化学調味料入っているから、なんて言い訳を用意しておきたくないから」と解説しました。「だって、化学調味料入ってて、もうそれで美味しいなら料理人いらないじゃん」とつぶやいたこともありました。
そんな因縁の2人ですが、リュウジ氏は25日に「味の素アンチの店行った結果がヤバい」という動画を投稿しました。実業家の桑田龍征氏の紹介もあり、リュウジ氏とこめおは割烹料理店のコースと、話題の「蟹ラーメン」を食べるという内容でした。
動画冒頭でリュウジ氏は「とあるいわくつきのお店に来ております。味の素アンチのお店」と紹介し、「あそこまで言うこめおくんの料理を食べさせてもらいたいと思ってきちゃった」「味の素ブレイキングダウンになるかも」とゆるい雰囲気で店に入りました。しかし、こめおの料理を食べると態度が一変。
「めちゃくちゃ美味い」「うま味がすごい。これは味の素いらないな笑」「ちょっとバズったから片手間にやった、とかいうレベルではない」と終始絶賛し、完敗した様子でした。
ただリュウジ氏は、SNSなどで強い言葉で応戦していたこめおに対して「このままのスタンスで行くと、こめお君が(化学調味料)否定派みたいになっちゃう」と親心から忠告もしました。
「商品がめちゃくちゃ売れてコンビニでも売るとかなったときに、企業から『でも化学調味料使えないですよね…』と言われる。ビジネス的に足かせになっちゃう」と、自身のコラボ商品の販売経験を元にアドバイスをしました。「これだけ美味いもの作れるんだから、あえて(『化学調味料を使うな』等を)言わなくてもいいんじゃないかな。もっと実力だけでいけるよ」とネットでの立ち回りについても助言しました。
こめおもリュウジ氏の言葉に「ありがとうございます!」と恐縮した様子で返答しました。動画内では「(化学調味料を)否定していないんですよ!ご家庭で使うことはあるし、いいこと」と説明しており、自身のXでも「家庭で限られた時間の中で料理することはとても大変で、その中で食の幸せを作ることがとても大変だなと思います。その中での再現のあるうまみ。これを通したリュウジさんの料理は本当に参考になるものばかりですし、本当に勉強させていただきました!」と化学調味料に対して一定の理解を示していました。