
マシンガンズ滝沢の公式X(@takizawa0914)より引用
マシンガンズ滝沢、"膨らんだバッテリー"の危険に警鐘
お笑いコンビ・マシンガンズの滝沢秀一が、ゴミ清掃員としての立場からリチウムイオン電池を使用したモバイルバッテリーの安全な回収について、自身のXで意見を投稿した。
4月15日の投稿では、「膨らんだモバイルバッテリーを回収できるシステムが必要だと思った」と切り出し、現場での経験をもとに、箇条書きで課題と提言を記している。
滝沢は、「電子タバコやモバイルバッテリー、携帯扇風機などが可燃ごみに混ざっていることが多く、身の危険を感じる」「清掃員は皆、リチウムイオン電池に怯えながら回収している」と現状を訴える。
さらに、リチウムイオン電池による火災は清掃車だけでなく、自治体の廃棄物処理施設にも影響を及ぼし、「年間約100億円の損失」と説明。
その損失は税金で補填されるという。
問題はそれだけにとどまらない。自治体によって回収方法が異なり、「回収していない自治体もある」「メーカーや量販店でも受け付けていない製品がある」とし、人々が「仕方なく可燃ごみに入れてしまう」背景を明かした。
また、「プラスチックに見える外装により、誤ってプラ資源に分類する人もいるが、発火すれば大火災になる」とも指摘している。
特に相談が多いのが、膨らんだモバイルバッテリーだという。
これらは「量販店、回収協会、自治体でも回収を断っている場合が多く、捨てる場所がない」ため、「自宅でフライパンの上に置いたり、屋外に出すといった応急対応をしている人もいる」が、「根本的な解決にはなっていない」と危機感をにじませた。
そして「清掃車や処理場の火災の原因になっているのは、このような“回収困難なバッテリー”」とし、特に「膨らんだモバイルバッテリーや、回収先がない海外製品」が最大の課題だと強調。
滝沢は、「中期的には、国内メーカーの製品は量販店での拠点回収が基本になるが、自治体でも回収体制を整備する必要がある」とした上で、「清掃事務所や区役所、学校、図書館など、すべてが火災リスクを抱える現状」では、安全な回収拠点の設計も急務だと述べた。
投稿の最後では、「リチウムイオン電池って燃えるんですか?そもそも何ですか?という人に会って衝撃を受けた」と周知の難しさを実感したことも明かし、「みんなの『もっと回収できるようになったらいいのに』という声が大きくなれば、企業も自治体も国も無視できなくなる」と、生活者からの意見を求めている。
「コメントが多ければ多いほど、“声”として伝える力になります」と呼びかけ、共感と行動を促している。
【拡散希望】
— マシンガンズ滝沢 (@takizawa0914) April 15, 2025
膨らんだモバイルバッテリーを回収できるシステムをつくらなければならないと思ったことを時系列に書いています。皆さんにとっても必要なことだと思いますので、是非読んでください! pic.twitter.com/euBNcC19G5