イルミナティカードとは、1982年に発売されたボードゲーム『Illuminati: The Game of Conspiracy』(イルミナティ:陰謀のゲーム)に由来するカードのことです。1995年には『Illuminati: New World Order(INWO)』という新版が登場し、その中のカードが「未来の出来事を予言している」と話題になりました。
実際に、イルミナティカードには、後に起こる重大事件を連想させるようなイラストや説明が描かれており、「陰謀論の証拠では?」と噂されるようになりました。今回は、実際に「予言が的中した」とされるイルミナティカードをまとめて紹介します。
イルミナティカードが的中したとされた予言のまとめ
【9.11アメリカ同時多発テロ(2001年)】
○カード名:「Terrorist Nuke(テロリストの核攻撃)」
○カード内容:燃え上がるツインタワー(世界貿易センター)と、その爆発。2001年9月11日に発生したニューヨークの同時多発テロを思わせるビジュアル。もう1枚の「Pentagon(ペンタゴン)」カードでは、五角形の建物(国防総省)が爆破されている。
○的中と言われる理由:9.11の映像と酷似しているため、事前に計画されていたという陰謀論が広まった。
【東日本大震災&福島原発事故(2011年)】
○カード名:「Nuclear Accident(核の事故)」
○カード内容:巨大な津波が発生し、原子力発電所が被害を受けるイラスト。「巨大津波」と「原発事故」が重なるカードは極めて珍しい。
○的中と言われる理由:2011年3月11日の東日本大震災による福島原発事故と酷似しているため、陰謀論者の間で話題に。「人工地震説」を裏付ける証拠ではないか?とも言われた。
【トランプ大統領の当選(2016年)】
○カード名:「Enough is Enough(もうたくさんだ)」
○カード内容:怒りをあらわにした金髪の男が描かれている。この男の顔がドナルド・トランプに酷似している。
「Enough is Enough(もうたくさんだ)」というキャッチフレーズは、トランプが実際に選挙戦で使った言葉と一致。
○的中と言われる理由:カードのデザインとトランプの姿がそっくりだったこと。トランプが政治の場に登場するずっと前に作られたカードにもかかわらず、ピッタリ合致したため「未来予知か?」と話題に。
【ノートルダム大聖堂の火災(2019年)】
○カード名:「Church of Satan(悪魔の教会)」
○カード内容:ゴシック様式の教会が炎上している。「破壊された教会」「崩れる塔」が描かれている。
○的中と言われる理由:2019年4月に発生したフランス・ノートルダム大聖堂の大火災とそっくり。「なぜ歴史的な大火災を事前に知っていたのか?」と疑問の声が上がった。
【新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミック(2019年~)】
○カード名:「Epidemic(疫病)」
○カード内容:マスクをつけた人々が描かれている。「パンデミックを利用して世界をコントロールする」という陰謀を示唆。
○的中と言われる理由:2019年末からの新型コロナウイルス(COVID-19)流行を予言していたのでは?と話題に。マスク社会や、政府のコントロール強化もカードの内容と一致。
【ワクチンと陰謀論】
○カード名:「Population Reduction(人口削減)」
○カード内容:「ワクチン」や「医療」をテーマにしたカードがあり、そこには「人口を減らすための計画」のような説明が書かれている。
○的中と言われる理由:新型コロナのワクチン接種後の副作用などをめぐり、「ワクチンは人口削減のためのものだった?」という陰謀論が広がった。
【ロシアのウクライナ侵攻(2022年)】
○カード名:「World War III(第三次世界大戦)」
○カード内容:「世界の大国同士の戦争」が描かれている。世界のバランスが崩れ、大戦争が勃発するという内容。
○的中と言われる理由:2022年にロシアがウクライナへ侵攻し、世界情勢が不安定になった。「これは第三次世界大戦の前兆なのでは?」と一部で恐れられた。
イルミナティカードの予言は本物か?
「未来を予言していた」という説には、以下のような反論もあります。
単なる偶然説:イルミナティカードは数百種類あり、その中の一部が偶然未来と一致した可能性が高い。
解釈の幅が広い:どんな出来事も、後付けで解釈すれば「予言されていた」と言えてしまう。
陰謀論の影響:イルミナティという名前自体が「陰謀論」と結びつきやすく、過剰に解釈されている可能性がある。
しかし、実際にこれだけの「的中」が話題になっているのも事実…。 あなたは、このカードをどう捉えますか?