半年前、私は夫の不倫が原因で離婚しました。
夫と不倫相手の女性は同じ会社に勤務しており、私も別部署とはいえ同じ職場の人間。
不倫が発覚したときは怒りや悲しみでいっぱいでしたが、慰謝料を支払い、ふたりとも退職することで一応の決着がついたと思っていたのです。
根も葉もない“いじめ”の噂
ところが最近になって、不倫相手の女性が「退職したのは私と私の仲の良い同僚たちから無視やいじめを受けたから」と言いふらしていると耳にしました。
もちろん、そんな事実は一切ありません。
私と同僚は彼女と仕事で関わることすらほとんどなかったので、物理的にいじめる場面などあり得ないのです。
それなのに、“私が退職に追い込んだ”という噂が広がりかねず、もう一度振り回されるのかと思うと腹立たしくて仕方ありません。
食事に誘ってきた“仮面の友人”
不倫相手の女性は、驚くべきことに私をわざわざ食事に誘うほどフレンドリーに接してきたこともありました。
そんな一見人あたりの良い姿の裏で、2年という長い期間、私の夫と密かに関係を続けていたのです。
その図太さを思えば、今さら嘘の退職理由を広めることなど朝飯前なのでしょう。
不安と対処、これから私が守るもの
私は彼女に連絡を取り、「嘘を広めるなら不倫の事実を公表せざるを得ない」と伝えました。
しかし返事は「誤解されたかもしれないが、いじめという言葉は使っていない」と言い逃れるもの。
それでも、私の職場には彼女の根拠のない噂を真に受ける人がいるかもしれません。
まずは上司や信頼できる同僚に事情を伝え、万が一のときは法的手段も視野に入れたいと思っています。
何より、私自身がこれ以上傷つくのはごめんです。
過去の不倫と離婚で十分苦しんだ末に、ようやく新しい生活を始めたばかりなのです。
彼女の“逆恨み”に負けず、正しい情報を伝えつつ、日々の仕事や生活を守るために最善を尽くそう――そう心に決めています。