お笑いトリオ「安田大サーカス」のクロちゃんさん(48)が、お笑いコンビ「ナナフシギ」のYouTubeチャンネルに出演し、SNS上での誹謗中傷に対する思いを語りました。
クロちゃんさんは過去にTBS「水曜日のダウンタウン」でヒールキャラとして注目を集め、SNSで大炎上。
その際に体験した驚きのエピソードを明かしました。
ヒールキャラの放送後、クロちゃんさんのSNSアカウントには、200~300件もの悪口コメントが殺到したといいます。
その状況に大きなショックを受けながらも、ある出来事をきっかけにSNSの“アンチ”への見方が変わったと語りました。
その2週間後、大阪のパチンコ店で営業を行ったクロちゃんさん。
イベント中に中年女性からプレゼントを渡されました。
その際、女性から「私、クロちゃんに結構辛らつなこと言ってるよ」と告白され、Xのユーザー名を教えてもらったそうです。
「その名前を聞いた瞬間、『この人は3本の指に入るくらいの、ゲロゲロの悪口を言ってた人だ』とすぐに分かった」とクロちゃんさん。
女性に会ったことで「刺されるんじゃないか」と恐怖を感じながらも、そのプレゼントを受け取ったといいます。
プレゼントの中身を確認すると、そこにはクロちゃんさんが番組で食べていたグミや、汚い部屋を掃除するための殺虫剤、そしてリップクリームが入っていました。
クロちゃんさんは「写真を見て唇が切れているのを気づいて入れてくれたんだと分かった瞬間、この人アンチじゃなかったんだなと思った」と感動を語りました。
この出来事をきっかけに、SNSで悪口を書き込む人たちへの認識が変わったと言います。
「めちゃくちゃ気分が軽くなって、悪口にそこまで振り回されなくなった」と笑顔を見せました。
誹謗中傷が日常化しがちなネット社会。しかしクロちゃんさんは、自身の体験から「悪口の裏に隠された本当の気持ちや思いやりがあることもある」と感じたと語ります。
「ネット上だけでは分からないことがあるから、直接会うってすごく大事だと思う」と、新たな視点を得た様子でした。
このエピソードは、ネット上での誹謗中傷問題に向き合うきっかけを与えるとともに、人とのつながりの大切さを感じさせるものでした。