タレントのでか美ちゃん(33)が、12日放送のABEMA「ABEMA的ニュースショー」に出演し、結婚後に「奥さん」と呼ばれることへの違和感を明かしました。
番組では、ジェンダー平等の観点から男女を固定化する呼称が問題視される中、でか美ちゃんは「“奥さん”も“主人”も“旦那”も使わない」と、自身のスタンスを明らかにしました。
番組MCの千原ジュニアさんから「どうして奥さんは嫌なの?」と問われると、でか美ちゃんは「言葉の成り立ちが“奥”や“家内”を意味するものなら、『妻』や『パートナー』という表現を使うほうが、世の中を良い方向に変えると思う」と説明。
自身も意識的に言葉を選ぶよう努めていると語りました。
ただし、他人の配偶者について尋ねる場面では「『妻ですか?』と聞けないこともあり、難しい」と悩む一面も吐露。
その解決策として、「街で話を聞くときはお名前を直接伺うようにしている」と実践例を紹介しました。
でか美ちゃんは昨年3月、タレントのサツマカワRPGさんとの結婚を発表しました。12月の同番組出演時には、従来の結婚式の慣習に疑問を抱いたことを告白。
「ブーケトスのような儀式は家父長制的な考えに根差している部分が多い」とし、「自分たちらしいルールで式を作り上げた」と話しました。
でか美ちゃんの発言は、日常的に使う言葉が固定観念を助長する可能性を示唆し、ジェンダー平等への意識を呼びかけるものです。
その姿勢は、結婚や夫婦像に対する新たな価値観を提案し、変化の一歩となるかもしれません。