NHK「2025新春生放送!年の初めはさだまさし」が1日未明に生放送され、出演したさだまさし(72)が40年以上前に背負った巨額の借金について語りました。
この日は両国国技館からの生放送で、番組20周年を祝う内容の中、さだはNHKの長寿番組「鶴瓶の家族に乾杯」誕生の裏話を披露。
小野文惠アナウンサーから「もともとさださんが関わっていた」と紹介されると、さだは「1回きりで終わると思ったけど評判が良くて、レギュラーになる話になった。
でも、その時は『私は借金があるから』って断ったんだよ」と振り返り、スタジオを驚かせました。
さだが背負ったのは、映画「長江」の製作で発生した28億円の借金。
この映画は、自身の親が生まれ育った中国をより深く知るために製作されたドキュメンタリーでした。
当時のさだは、返済のために年間100回以上のコンサートを行うなど、精力的に音楽活動を続けていました。
番組内では「28億借金してみろ、本当地獄だぞ~」と自虐的に語りつつ、「でも後悔はしていない」とキッパリ。
借金を完済した現在、その経験を笑い話にできるほどの前向きな姿勢に、多くの視聴者が感銘を受けました。
さだの挑戦と覚悟、そしてそれを乗り越えた努力は、彼の人柄を象徴するエピソードとして語り継がれています。