幼稚園や学校のママ友とのLINEグループは、情報共有や助け合いの場。
でも、ある日を境に、その空気が一変しました。
「ねえ、今日のランチ会、来ないの?」
前日まで仲良く話していたママ友グループから、突然、私だけが誘われなくなったのです。
最初は「たまたまかな」と思っていましたが、それ以降、連絡が途絶え、既読スルーが続く日々。
運動会や保護者会の話題でも、私だけが話に入れていないような違和感が募っていきました。
「私、何かしたの?」と不安と焦りでいっぱいに。けれど、誰に聞いても曖昧な返事しか返ってきません。
噂の原因は“誤解”から
しばらくして、別のママ友から、ある噂を耳にしました。
「○○さんが、あなたが陰で悪口を言ってたって言ってたわよ。」
青天の霹靂(へきれき)とはこのこと。
そんなこと、言った覚えもないのに…!
どうやら、私が何気なく言った言葉が、他の人に歪曲されて伝わってしまったようです。
感情的にならず、冷静に“逆転返信”
一瞬、怒りや悲しみがこみ上げましたが、ここで感情的になっては逆効果。
そこで私は、冷静に真実を伝える“逆転返信”を考えました。
LINEグループに、こんなメッセージを送りました。
「最近、私のことで不快な思いをさせてしまったなら、ごめんなさい。
ただ、私が言ったとされる内容に覚えがありません。
直接、私の口から説明させてください。
私も皆さんとの関係を大切にしたいです。」
彼女たちの反応と、予想外の展開
数分後、最初に返信したのは噂の発端とされたママ友でした。
「誤解させちゃってごめんね。誰かが話を盛ったみたい…。」
続いて他のママ友たちも、「私も勘違いしてたみたい、ごめん!」と、次々に謝罪のメッセージが届きました。
中には「あなたがそんなこと言うはずないって思ってた」と励ましの言葉も。
噂に流されないために学んだこと
今回のことで、私は改めて気づきました。
噂や誤解は、どんなに仲の良い関係でも生まれてしまうことがある。
でも、大切なのは冷静に真実を伝える勇気と、関係を修復しようとする姿勢です。
ママ友LINEグループは便利ですが、ちょっとした誤解で亀裂が入ることも。
でも、適切な対応ができれば、逆転のチャンスは必ず訪れます。
もう噂や誤解に振り回されない――そう心に誓い、私は以前より少しだけ強くなれた気がしました。