株式会社アグリ王と株式会社アクポニが、LED照明を使用した閉鎖型アクアポニックス システムを開発しました。
概要
農薬や化学肥料を使わずに高品質なイチゴを安定的に生産できる新たなソリューション、閉鎖型アクアポニックス システムが登場しました。2023年に両社が共同実証実験を実施し、アクアポニックスで生産したイチゴの平均糖度が15度に達しました。これは、一般的なイチゴ(平均糖度10度)を大きく上回り、農薬を使用せずに高品質なイチゴ栽培が可能であることを確認したものです。具体的には、LED型栽培ラック、容易な水質管理の水槽、濾過循環器などが備えられ、コンパクトな設置面積で高効率生産が可能とされています。2024年10月9日より販売開始予定。「閉鎖型アクアポニックス システム」の革新性と特長
本システムは、アグリ王が持つイチゴの水耕栽培技術と、アクポニ独自のアクアポニックスの技術を組み合わせ、イチゴに最適化したシステムが完成しました。LEDを用いた閉鎖型システムのため、どのような気候、地域においても安定して農薬や化学肥料を使わずにイチゴを栽培することが可能となります。さらに、システムはアメリカのUSDAの有機認証を取得しており、安心・安全な野菜と魚の育成が可能です。これらの特長により、本システムは持続可能な開発目標(SDGs)の達成に貢献することが期待されています。「閉鎖型アクアポニックス システム」イチゴ栽培の概要
システムには、LED型イチゴ栽培ラック、水槽、高機能密閉型フィルターを含む濾過循環器、生物鉱化タンクなどが含まれます。設置面積は約5平方メートルから可能であり、規模や希望収量に応じてカスタマイズが可能です。販売開始時期は2024年10月9日予定で、価格は177万円からとなっています。まとめ
株式会社アグリ王と株式会社アクポニが共同開発した「閉鎖型アクアポニックス システム」は、次世代の農業ソリューションとして注目を集めています。高品質なイチゴを農薬や化学肥料を使わずに安定的に生産でき、その甘さは一般的なイチゴを大幅に上回ります。この革新的な技術により、農業は大きく進化し、SDGsといった環境目標達成にも寄与できる可能性を秘めています。関連リンク:株式会社アグリ王 https://agri-oh.co.jp