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2023.12.11(Mon)

冬は辛い料理で寒さ対策を!肩こりとも関係あり!? 辛いもの好き必見レシピ3選

今年は暖冬といわれますが、油断していると気温がグンと下がり、風邪を引いてしまう恐れも。冷えは万病の元といわれるので、家族の健康を守るためにも、アツアツの料理を食べて乗りきりましょう。パパママにとって悩ましい肩こりも含めて対策できる料理レシピをご紹介します。

 

■辛いものと肩こりには密接な関係が!?

 

冬にからだを温める料理といえば鍋や辛い料理。チゲ鍋などはもってこいですよね。実は、辛い料理は肩こりと深い関係があるのです。漢方&薬膳アドバイザー杏仁美友さんが薬膳の観点から解説します。

 

  • かっけつ作用のあるもので肩こりを改善

 

「肩こりの原因の一つは、血のめぐりが悪くなること。薬膳の考え方では、血流促進することを血のめぐりを活性化するという意味でかっけつ(活血)作用と言います。かっけつ作用のある食べ物は血流の悪さからくる肩こりをやわらげるのに効果的なのです」

 

・かっけつ作用がある食べ物

たまねぎ、ニラ、味噌、酒(酒粕)、パセリ、バジル、みょうが、チンゲンサイ、鮭やサフランなど

 

  • 辛い食べ物もからだを温めるのにおすすめ

 

「薬膳では『寒(かん)』『涼(りょう)』『平(へい)』『温(おん)』『熱(ねつ)』の五性という考え方があります。辛い食べ物の代名詞・唐辛子にはかっけつ作用はないものの、薬膳の中でもっともからだを温める『大熱』に分類され、からだを温める効果があります。温性・熱性の食べ物でからだを温めることも効果的です」

 

  • 辛いものは食べ過ぎないように!

肩こりや寒さ対策になるからといって、辛いものを食べ過ぎるのはよくないそう。

 

「辛い食べ物は胃腸への負担が大きいものが多いため、食べすぎは禁物。ニラ、生姜、にんにくなどは、できれば生ではなく加熱して食べるようにしましょう。辛い食べ物は、必要な水分を失いやすいので食べ過ぎは避けましょう」

 

■家族でからだを温めて血流促進!辛い料理レシピ3

さあ、この冬は寒さ対策や血流促進のためにも、辛い料理にチャレンジしてみましょう。杏仁さん直伝の3つのレシピをチェック!

 

1)「ニラのピリ辛漬け」

【材料(2人分)】

ニラ…一束(100g

白ごま…大さじ1

しょうゆ…大さじ1

みりん…大さじ1

ごま油…大さじ1

豆板醤…小さじ1

すりおろしにんにく…小さじ1/2

 

【作り方】

  1. ニラは4cm幅に切る。太い軸の部分は、厚さを半分に切る。
  2. 密閉袋に1とそのほかの材料を入れ、まんべんなく揉み込む。
  3. 3時間~一晩冷蔵庫に入れて漬け込む。(すぐ食べてもいいが、漬けたほうが味が馴染んで美味しい)"

 

  • 杏仁さんのコメント

「からだを温め血流をよくするニラに、寒さを取りのぞく力の強い唐辛子(豆板醤)とお腹を温めるにんにくが入った、血流と冷えの改善が両方期待できるお手軽な一品です。

生のニラやにんにくは刺激もあるので、胃腸が弱い方は溶き卵と鶏がらスープの素とあわせてスープにしたり、中華麺とあえて焼きそばにするなど、加熱して食べるとよいでしょう」

 

 

2)「ナスとピーマンのカレースープ」

【材料(2人分)】

ナス…1

赤パプリカ…1/2

玉ねぎ…1/4

パセリ…適宜

ケチャップ…小さじ2

カレー粉…小さじ1

コンソメキューブ…1

オリーブオイル…小さじ2

塩コショウ…適宜

 

【作り方】

  1. ナスは1.5cmの角切りにし、赤パプリカ、玉ねぎも同様の大きさに切る。
  2. 鍋にオリーブオイルを入れて熱し、1と軽く塩を振って炒める。
  3. 玉ねぎがしんなりしたら、水500cc、ケチャップ、カレー粉、コンソメキューブを入れ、素材が柔らかくなるまで中火で煮込む。
  4. 塩コショウで味を調え、器に移してみじん切りのパセリを加える。

 

  • 杏仁さんのコメント

「ナスは熱を冷ますとともに血行を良くし、余分な水分を排出するので、むくみなどに効果的です。からだを冷やす作用もあるので、からだを温めて血液の流れをさらに促進する玉ねぎ、カレー粉、パセリを合わせ、ナスの寒性を和らげます。パプリカは気のめぐりを良くし、イライラや緊張をほぐす作用があるので、一緒に入れることでストレス緩和にも役立ちます」

 

 

3)「ターメリック酢味噌」

【材料(作りやすい分量)】

味噌…大さじ4

酢…大さじ2

きび砂糖…大さじ2

粉辛子…小さじ1/4

ターメリックパウダー…小さじ1/4

 

【作り方】

1.すべての材料をボールに入れ、よく混ぜる。

 

  • 杏仁さんのコメント

「ターメリック、酢、味噌、辛子はどれもからだを温め、血液の流れを良くする作用があります。血行不良による倦怠感や食欲不振、おなかの冷えや痛みにおすすめです。ターメリックは滞った気を通じさせ、イライラを沈めたり乱れがちな女性ホルモンのバランスを整えます。ネギのぬたにすれば冷え予防に、いかの刺身やあさりと合わせたら血液や水分を補い、蒸したキャベツなら胃粘膜の保護や胃痛に役立ちます」

 

■パパママにおすすめ!最新の高周波治療器で肩こり改善を

肩こりが深刻なパパやママは、パナソニックから新発売された最新の高周波治療器で労わりましょう。

パナソニック「高周波治療器 コリコランワイド EW-RA55038,610円(税込)

 

肩にかけるだけの家庭用の高周波治療器です。

 

肩まわりの筋肉にはたくさんの血管が通っており、この高周波治療器を当てれば高周波パルスを肩まわり全体に、広範囲に照射してくれるので、血行を促進させ肩こりを改善します。

 

無刺激でニオイもないので、仕事中や家事中でも支障なく「ながら治療」が可能なのも便利。子どもをだっこしながらでも使えるので嬉しいですね。

 

グレージュとブラックの肩アタッチメントを選べるので、パパ用、ママ用と使い分けても良さそう。外にもつけて行けるのもポイント。職場でこっそりデスクワーク中に治療するのもおすすめです。

 

寒さが深まるこれからの季節におすすめのレシピと肩こり対策をご紹介しました。ぜひ美味しくケアしてみてくださいね。

 

 

【専門家プロフィール】

漢方&薬膳アドバイザー 杏仁美友さん

漢方薬や薬膳で自身の体調不良を改善したことをきっかけに、漢方や薬膳の世界に興味を持ち始める。2011年に薬膳コンシェルジュ協会を設立し、学んだ知識がすぐに役に立つ薬膳や薬膳茶の資格講座の 運営にも力を注いでいる。テレビや雑誌などの取材、レストランのメニュー監修、総合情報サイト「All About」漢方・薬膳料理ガイド、薬膳サプリの商品開発、講演会なども精力的におこなう。「こころに漢方を、くちびるに薬膳を」をモットーに、身近な食材を使ったカンタン薬膳やわかりやすい漢方の知恵を紹介している。近著に「スーパーにある材料で薬膳でも試してみよか」(オレンジページ)があり著書多数。

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