産後に抜け毛が増えたり、親が薄毛で遺伝が気になっていたりと、30代の女性で薄毛が気になっている人も意外と多いようです。
もしあなたもその一人なら、ぜひ美容師・毛髪診断士・美養研究家の齊藤あき先生が教えてくれた、今すぐ始めたい薄毛予防のためのおすすめの食事術と育毛術を確認しておきましょう。
■良い髪、悪い髪の見分け方〜薄毛のサインはここにあり!
もし抜け毛の多さが気になっているなら、その抜けた髪を何本か手にとってチェックしてみてください。その状態から、薄毛のリスクがわかるそうですよ。
- 毛根が細くなっているなら要注意!
もし毛根という髪の毛の根っこの部分が細くなっていたら要注意。健康な髪の毛根は、マッチ棒のような楕円形をしているそうです。
- 毛が短く、毛先が細い
抜け毛の毛の長さが短くて、毛先が細い場合は、毛が生え替わる前に抜けている状態だそうです。これは毛周期が短くなっている証拠。毛周期とは、毛が生え変わる周期のことで、1つの周期につき、「成長初期→成長後期→退行期→休止期」の4つの段階があります。特に先細りになっている髪は、成長期という成長途中の髪が抜けているということ。これも薄毛のサインとして意識しましょう。
■食事からも薄毛ケアは可能!摂り過ぎ注意、摂ると良い食品とは?
もし薄毛のサインが表れてしまっても、大丈夫! いまからケアを始めましょう。
齊藤先生は、数ある薄毛予防の方法の一つとして食生活を改善することを勧めます。髪と頭皮に良いものを摂取することが薄毛ケアにつながるといいます。
そもそも身体はもちろん、肌も髪も全部が食べたものでできているため、何を食べるかによって身体、肌、髪が変わるとのこと。身体を汚す、つまり血液の質を悪くする食べ物は極力控え、腸内環境を整えることを意識することがポイントなのだそう。
摂り過ぎ注意の食品と、摂ると良い食品の例はこちらです。
- 摂り過ぎ注意の食品
ジャンクフードや揚げ物など酸化した油、加工食品などの添加物の多いもの、小麦製品、白砂糖たっぷりの甘いスイーツ、アルコールなど
- 摂ると良い食品
青魚などの良質なタンパク質を中心に、ビタミンやミネラルなどバランスよく。旬の野菜などをなるべく皮ごと。スパイスやハーブなどの香りの良い食材も良いそう。
コツは食卓が5色から7色になるほどカラフルな食品を取り入れること。腸活のための味噌汁・納豆などの発酵食品は毎日摂取しましょう。
食事のほかにも、生活習慣を正すことも大切です。
ストレスをためっぱなしにしたり、不規則な生活や睡眠不足を続けたり、運動不足や冷え、スマホやパソコンのしすぎによる肩こりなどによる血行不良につながる習慣は避けるようにしましょう。
■30代からの薄毛ケアにおすすめのアイテム
薄毛ケアを行うなら、オシャレで毎日使いたくなるアイテムを取り入れるのはいかが? モチベーションも上がるのでケアを長く続けられそう! ライターが見つけた市販のアイテムをご紹介します。
1.ハリウッド化粧品「スカルプトニックME 07」
「スカルプトニックME (医薬部外品)」
150mL 6,050円(税込)
ジェンダーフリーで使えるハリウッド化粧品の新しい発想の薬用育毛剤。7つの有効成分配合と5つのダイバーシティ設計が特徴の、自然派アイテムです。
若い人でもジェンダー問わず使える、日常に溶け込むようなボトルデザインが特徴。自然を意識したシトラスムスクの香りで、心地よくスキンケア気分で育毛ケアができます。
7つの有効成分が毛髪の成長を促し、太く強い髪に導きます。
2.レッドビジョン「マイナチュレ やわらぐクッションブラシ」
「マイナチュレ やわらぐクッションブラシ」
3,240円(税込)
齊藤先生がおすすめしているブラシのタイプの一つに、クッションブラシがあります。クッションブラシとは、土台部分がゴム製でクッションになっているブラシのこと。弾力があることから、ブラッシングのたびに頭皮にかかる負担を軽減してくれます。
マイナチュレ やわらぐクッションブラシは、頭皮に負担をかけないクッション性の高いゴムの台座を使用している頭皮ケアにぴったりのブラシです。ピン・持ち手ともに静電気が起きにくい竹素材を使用し、ブラシの先は頭皮を傷つけない丸いピンになっているので、より安心して使えそうです。
人知れず薄毛に不安を感じているなら、しっかりと向き合って市販のアイテムをうまく活用しながら、ケアしていきましょう。
【専門家プロフィール】
齊藤あきさん(美容師・毛髪診断士・美養研究家)
美肌・美髪専門「スキンケアサロンティナロッサ」、ヘアキャスティング・一般社団法人日本美髪協会代表。延べ5万人以上もの施術やアドバイスを行う。東洋と西洋を融合した豊富な知識と優れた審美眼を持ち、どんな肌や髪でも輝くように綺麗になれる<美肌&美髪作りのスペシャリスト>として活躍中。