最近、「大豆ミート」がスーパーで売られているのをよく見かけますよね。でも、実際のところ、あまり買わないという人や、一度買ってみたものの、子どもが美味しくなさそうにしていたという人もいるかもしれません。そんな親子におすすめの新しいプラントミートの情報をお届けします。その名も、「GAMMO(ギャンモ)」。なんと、「がんもどき」の進化版なのです!
■「がんもどき」×「大豆ミート」=「GAMMO(ギャンモ)」が誕生!
よくおでんの具として見かける「がんもどき」は、日本で古くから食べられてきた代替肉の先駆け的存在。なぜなら、精進料理で、お肉の代わりに作られたといわれているから。
そんながんもどきと、現代の最先端のフードテックである大豆ミートとを掛け合わせて、新しいプラントミート(植物性のお肉)が生まれました。
それは、一般社団法人日本ソイフードマイスター協会と株式会社エヌ・ディ・シーが共同開発した「GAMMO(ギャンモ)」。
日本ソイフードマイスター協会の代表理事でソイフード研究家、プラントベース研究家の池上紗織さんが、がんもどきと大豆ミートをかけあわせて、「ネオがんもどき」を開発したのがきっかけになったそう。
池上さんによれば、やわらかくて噛みごたえに欠ける豆腐と比べて、ギャンモはフードテックで生まれた弾力性のある大豆加工食品も用いることで、噛みごたえを出しているのだとか。また市販の代替肉は「肉」と思って食べるので「大豆臭い」と感じがちですが、ギャンモは私たちが慣れ親しんできた大豆加工食品の延長線上にあるように仕上げたそうですよ。
噛みごたえがあるので、バーガーのパティやサンドイッチの具材にぴったり。子どもも大人も大豆の栄養が美味しく摂取できるのは嬉しいポイントです。
「どこで食べられるの?」と気になった人も多いはず。実はまだ販売はされておらず、2023年3月7日から10日に東京ビックサイトで開催される「FOODEX JAPAN2023」のエヌ・ディ・シーのブースでお披露目されます。
多くの人に注目されれば、近い将来、ギャンモを使ったメニューが食べられる日が来るはず!
■親子で食べたい市販の大豆ミート
ところで、現在では市販の大豆ミートも増えています。その中から、親子で食べるのにぴったりの商品をご紹介します。
1.マルコメ「ダイズラボ 大豆のお肉 ミンチ」
美味しいと評判の大豆ミートです。ミンチタイプなので、子どもが大好きなハンバーグやミートソースに使うのがおすすめ。
大豆の油分を搾油して加圧加熱・高温乾燥させてできた、お肉の代用品としていろんな料理に使えます。湯戻しや水切りなしでそのまま使えるレトルトタイプなので手軽ですよ。お肉と比べるとカロリー・コレステロールが低く、低脂質なのが特徴です。
2.テーブルマーク「ライスバーガー 大豆ミート 焼肉味」
テーブルマークが今年1月からスタートさせたオンラインショップ「食+(ショクタス)」では、おいしさで選ぶフリー食「BEYOND FREE(ビヨンドフリー)」シリーズが買えます。
そのうち、動物性原材料を使わずに、植物由来の原材料で仕上げたプラントベースのものには「ライスバーガー 大豆ミート 焼肉味」があります。子どもが大好きな焼肉味なので、親子で一緒に楽しめそうです。
まとめ
がんもどきが進化したギャンモと大豆ミート商品をご紹介しました。特にギャンモの味や食感、気になりますよね。ぜひ今後は、美味しさにこだわって大豆ミートやプラントミートを選びましょう!
【取材協力】
池上 紗織(いけがみ・さおり)さん
一般社団法人日本ソイフードマイスター協会 代表理事。ソイフード研究家・プラントベース研究家。自身の体質改善の経験も踏まえ、2014年に一般社団法人日本ソイフードマイスター協会を設立。セミナー開催、料理レッスン、レシピ開発を行っている。
日本ソイフードマイスター協会
https://www.jsfma.jp/