夏です、アイスの季節です!
あなたが幼い頃、好んで食べていたアイスは何ですか?
実は私、アイスの実がとっても好きな子どもでした。そのアイスの実、実は誕生から35年も経ってるんですって!
でも思えば最近全然食べていないなぁ、なんて思っておたら、その間にびっくりするほど進化しているようなのです。
■9割の人が「今のほうがおいしい」と答えるアイスの実、一体どう変わったの?
江崎グリコが行った独自調査の結果、10年前のアイスの実と今のアイスの実の両方を食べた人のうち9割以上が「今のほうがおいしくなった」と答えたという興味深いデータを見つけました。そうと知って、久々にアイスの実を食べてみました。
そして幼い頃に食べていた初代アイスの実の復刻版をグリコさんがご用意くださり!
初代と今の「アイスの実」を食べ比べてみましたので、レポートします。
■どのパッケージを覚えてる?「アイスの実」の歴史
グリコの「アイスの実」は、1986年に発売してから今年で35年目を迎えました。
アイスの実は、こんな変遷の歴史がありました。
初代 1986年
初代アイスの実は、「キャンディボール」と呼ばれていたんです!
2代目 1989年~
「アイスの実」がメイン商品名となり、キャンディボールの名がなくなりました。
3代目 2001年~
これまで、フルーツ以外の味も入っていたのですが、ここでフルーツのみの仕様に変更になりました。
4代目 2009年~
箱入りだったのが、パウチ容器へ変更に。
ひとくちの形状をより生かすために、ぽいぽいつまみながらスタイリッシュに食べられるようにするためだそうです。
2010年~
パッケージの開け口が2通りの「2wayオープン」に進化しました。「プチオープン」のあけくちを使えば、手を汚さずにひとつずつ食べられるようになったのです。
5代目 2013年~
“自分の好きな味だけを思いっきり楽しみたい”と感じる人が増えてきたそうで、季節に応じた素材の味わいが好きなだけ楽しめるブランドへ進化しました。
懐かしいアイスの実のパッケージに当時のことを思い出した人も多いのでは? 私は初代から食べていたので、とっても懐かしく感じました。
江崎グリコが10代~60代の男女2万人を対象に実施したアンケート調査で、この5種類のパッケージを選定し提示したところ、「知っている」または「見たことがある」と答えた人が最も多かったのは、2009年~2013年春まで発売の「4代目」で64.7%となり、僅差で現行の「5代目」が61.9%となりました。
年代別で見ると、10代・20代は現行の「5代目」「4代目」の認知が高いのに対し、40代以降は1989年~2000年発売の「2代目」の認知が高く、60代は「2代目」の認知が最も高くなっていました。
ママ世代は、2代目のパッケージに親しみを感じているかもしれませんね。私は初代と2代目に親しみを感じました。
■「アイスの実」を10年以上前に食べた人の98%が「おいしくなっている」と
では、アイスの実の「味」はどう進化したのでしょうか?
10年以上前に「アイスの実」を食べた60人を対象に、現行の「アイスの実 濃いぶどう」を試食してもらい、アンケートを実施。また食べたいかと聞くと、93.3%が「そう思う」と回答しました。
そして10年以上ぶりに食べた感想を聞くと、ほぼ全員が、昔と比べて「おいしくなっている」「本格感がある」「果汁たっぷりの味わいがある」(同率98.3%)と答えました。また88.3%が「とろけるような食感だと思う」と答えています。
もはや、おいしくなったことは確実と言っても過言ではなさそうです。
では、具体的にはどのように変化したのでしょうか?
試食前と試食後にそれぞれイメージを聞いたところ、試食前は「シャーベットだと思う」(90.0%)、「味がさっぱり」(86.7%)が上位でしたが、試食後は「品質が良さそう」(96.7%)、「果汁たっぷり」(91.7%)などが高くなりました。
また「アイスの実」を食べる前と後のイメージの差を見ると、
「本格感」(試食前36.7%→試食後88.3%)
「大人向け」(試食前23.3%→試食後75.0%)
「味が濃厚」(試食前58.3%→試食後86.7%)
「とろけるような食感」(試食前45.0%→試食後83.3%)
と大幅にイメージが変化しており、現在のアイスの実は「さっぱりしたお手軽シャーベット」から「本格的で、濃厚なとろける食感のジェラート」に進化したと予想できます。
コメントではこんな声も挙がっていました。
「これまではかき氷のイメージだったけど、中が思ったより柔らかくボリュームもあった」(女性28歳)
「以前と違い食感がシャーベットっぽくなくて、ジェラートっぽい感じで濃厚」(女性54歳)
■新作の「アイスの実」を食べてみた!
すっかりアイスの実を食べなくなって久しい私自身、そこまで味が進化したと知り、もはや現在のアイスの実を食べずにはいられなくなりました。今は子どももいるので、一緒に食べてみることにしました!
●「アイスの実」の新作をチェック!
早速、最新のアイスの実のラインナップをチェックしてみると、2020年6月1日に「巨峰」と「和梨」がリニューアルし、新しく期間限定で「ピンクグレープフルーツ」が登場していました。
どれもフルーティーでおいしそうです!
●初代アイスの実と新作を食べ比べてみた!
初代アイスの実を知っている私は、子どもが無邪気に食べるのを横目に、どう進化したのか、なんと!アイスの実の広報担当者にいただいた初代アイスの実と、新製品を、冷静に食べ比べてみました。
初代アイスの実は、まず一見して「氷菓子!」感を感じます。
サクサクと音がしそう(ちょっと硬そう?)な表面。
やはり!食感は、「氷菓子」。なんとなく小さく空洞風なところも散見されるような…
一口いただくと、そうそう、これですね、懐かしの「Candy Ball」!!
滑らかアイスじゃなくてシャーベット風の口当たりで爽やかになりたいときに求めたあの食感です。そしてお味も、薄い葡萄ジュースというか…昔のブドウじゃなくて、“ブドウ味”! これはこれで、さっぱりで、期待通りの“ブドウ味”。
さて、新作をおためし。
こちら、見るからに「あれ?前に買ったブドウを冷凍していたんだっけ?」な、濃厚な”ブドウ色”。
そしてリアルなブドウを凍らせたような見た目!
あと、驚きの初代との違いが、数分放置していても、そんなに溶けていない!
(初代のほうが、結構すぐジュースが外に出てきちゃっていました)
一口いただくと…滑らか~!
中身が外表面と違う質感で、クリーミィなアイスが入っている!せいか、ほんとに外表面がブドウの皮なのに対し中身が実のような錯覚に陥ります。
お口に入れてみますと、なんと柔らかい!
例えていうなれば、なんでしょう、味はグレープですが、生チョコのようなくち溶けで、なんだか思い描いていた(青春時代の)シャリシャリ「アイスの実」と、全然違います。
はっきり言って、「氷菓子」感はほぼありません。
ジェラートのような感覚です。
「アイスの実」に期待される”シャリシャリ感”は、爽やかさを感じる程度にほのかに。
左が初代、右が新作です。右のほうが中がぷにゅっとしています。
35年の年月で、ここまでの進化を遂げていたとは…。
■まとめ
アイスの実の歴史や、アンケート調査結果、現在のアイスの実と、初代アイスの実を食べ比べた感想をお届けしました。
結果、アイスの実はこの35年で大きな進化を遂げており、大人も満足する濃厚でとろけるジェラートになっていました。
もちろん、子どもにも「おいしい♡」と評判!(そしてほとどんつままれてしまいました)
懐かしい「アイスの実」、ぜひお子さまと一緒に楽しんでください。