エイプリールフールの事をフランス後でプワソン・ダヴリルと言います。日本語にすると「4月の魚」。通常は嘘ついちゃってもいい日ですが、フランスではどちらかというとイタズラをする日!魚のイラストを誰かの背中に貼ってそのまま知らん顔をするという可愛いイタズラ。元気に学校に行った長男もこの日はお迎えに行くと自分で作ったお魚を嬉しそうに見せてくれて、そ~っと魚を私の背中に貼ってきました。そのまま気づかないふりをして外にでると満面の笑みで「Poisson d’avril」と言ってしてやったりのドヤ顔。この日はどの子供たちも同じように迎えにきたパパやママンに魚を背中に貼るイタズラを満喫した模様です。
4月と言えば日本はスタートの季節。ぽかぽか陽気で桜が咲き乱れ春の香りが漂うとてもいい時期ですね。フランスの4月と言えばまだまだ肌寒く、長かった冬が終わりサマータイムへ突入し日が長くなってきてフランスの桜だって満開なのでもう春!?なんて錯覚に陥るけれど、まだまだ油断ができない時期です。フランスのことわざで「en avril ne te découvre pas d’un fil, en mai fais ce qu’il te plait」というのがあります。直訳すると「4月は糸一本たりとも抜くな、5月は好きにしろ」という事。4月になったからと言って長い冬が終わったと思うなよ。油断して薄着はするなと、いう事なのです。なのでまだまだマフラーやコートが手放せないパリ。でも、日が照るとカフェのテラスは太陽を求めるパリジャンでいっぱいになります。まだ寒いのにそんなに必死になってテラスに出なくても・・・と思わずにはいられない4月のパリ。