緊急事態宣言が発表され、約2週間が経ちました。春休み前から休校がはじまり、友達と会うことができず子供もストレスが溜まる頃……。
そんな中「友達と遊びたい!」と思うのは当たり前のこと。
しかしもし実際に子供にそう言われたら、私たち親はどう対応すれば良いのでしょうか?
本記事では、そんな疑問の答えを探ります。
■そもそも友達と遊んでもいいの?
そもそも友達と遊んでも良いものなのか……答えは、NO。
休校や休園の目的は、感染を拡げないためだということを忘れてはいけません。
「子供も遊びたがってるし少しくらいならいいか。」と思っている人もいるでしょう。しかし、その「少し」が危険なのです。
あなたや子供に今症状がなくても「保菌者」である可能性はあります。「私たちは大丈夫。」と過信し、誰かに感染させ、万が一命に関わることになったら……責任をとれるのでしょうか?
友達側も誘われたら、なかなか断り辛いもの。今後の関係のためにも止めておくのが賢明です。
「緊急事態宣言」が出ている今こそ、ぐっと我慢するとき。
「あのときああしておけば……」とお互いに後悔しないためにも、子供を友達と遊ばせるのは止めましょう。
■友達と遊びたい!と子供に言われたら……①なぜ一緒に遊んではいけないのか、きちんと伝える
大人は分かっていても子供にとっては「なぜ遊んではいけないのか」、「なぜ外出を自粛しなければならないのか」しっかり理解できていない場合もあります。
ニュースやネットからコロナウィルスの情報は絶え間なく流れていますが、親がその子供に分かるような言葉できちんと説明することが大切です。
どうして人と集ってはいけないのかを理解し納得していれば、「遊びたい!」と思っても我慢することができます。
今一度、家族で今の状況について話し合ってみてはいかがでしょうか?
■友達と遊びたい!と子供に言われたら……②身体を動かして発散させる
遊びたい盛りの子供たち。休校や休園が長引けば「友達と遊びたい!」と言われることもあるでしょう。
毎日ずっと家に閉じこもってじっとしていてはストレスが溜まり、精神衛生上良くありません。
友達と遊ぶのは止めておくべきですが個人で散歩やジョギング、サイクリングなどをして身体を動かすのは自粛の対象外。
外の空気を吸って適度に運動すればリフレッシュでき、友達と遊びたい気持ちも落ち着きます。
ベランダでラジオ体操をするだけでも、ストレス解消になりますよ。
友達の代わりにパパやママが一緒に付き合って、親子のコミュニケーションの時間にするのもいいですね。
■友達と遊びたい!と子供に言われたら……③直接会う以外の方法を提案する
学校も行けず思うように外出できない状態が続く中、「友達と遊びたい!」と子供が思うのは自然なこと。
直接会って遊ぶのは難しくても、別の方法でコミュニケーションをとることは可能です。
例えばLINEなどのビデオ通話を使って顔を見ながら話したり、手紙を書いて文通を楽しんだり……。
少し考えてみると、さまざまな関わり方が見つかります。
親は「今は遊ぶのは控えよう。」と伝えるだけでなく、「こんな方法もあるよ」と提案してみてはいかがでしょうか?
■子供の遊びたい!という気持ちはしっかり受け止めて
人が集り感染が拡がることは、誰かの大切な命に関わる大きな問題。なぜ今は友達と遊んではいけないのか、子供に分かる言葉できちんと伝えましょう。
とはいえ、休校や外出自粛が精神的な負担になっているのも事実。
「あなたも色々我慢して大変だよね。」と気持ちはしっかり受け止め、フォローすることが大切です。
ゴールが見えず大人も子供も辛い時期ですが、みんなで一緒に乗り越えましょう。