tend Editorial Team

2020.01.13(Mon)

【特集】現代人の食に対する成分信仰は危険!食品第一主義が健康への近道

ここ数十年、当たり前のように書かれている「〇〇が〇%配合」「〇〇エキス配合」といった成分推し。しかし、近年、栄養学者を中心に、成分による健康法は効果が薄いという研究が発表されています。

この記事では、これ以上成分に惑わされてしまう方が増えないよう、成分と健康の関連性について解説していきます。

 

食品は多くの栄養素がたくさん混ざって存在している。
そこに食品と食品を調理によって合わせていく事で、美味しさだけではなく、栄養素の消化や吸収にも良い相乗効果が出て、良い影響を及ぼしてくれる。

引用:うんざりする、健康・栄養情報の蔓延化 成分信仰やめませんか?

 

上の引用は、管理栄養士の池上淳子さんの記事からのもの。成分というのはパズルの中のピースでしかなく、たくさんの栄養成分をまとめた食品を食べるからこそ、健康に近づけるとのことです。

確かに、偏った食生活はいけないという話はよく聞きます。では、なぜ世の商品が特定の成分をアピールしているのでしょうか。これは「偏った食生活はいけない」という主張と反するようにも聞こえます。

 

■成分信仰は企業のマーケティングによるもの?

筆者が思うに、成分は企業が商品を世に出す際の売り文句として利用されているのではないでしょうか?

例えば、コンビニで販売されている清涼飲料水の「ビタミン〇が〇%配合」といった文言はよくみかけますよね。しかし、ビタミンは葉野菜やフルーツに十分なほど含まれていて、それをある程度食べていれば問題ないはずです。

実際に、いちごのビタミンCを例に計算してみます。

いちごは一個35gくらいの重さです。また、ビタミンCは可食部100gあたり62mgです。

では、成人男性の一日あたり必要なビタミンCは何mgでしょうか?それはたった100mgです。つまり、一日あたりいちごを4〜5粒食べるだけで十分という計算になります。

このように考えると、ビタミンを摂取するために飲料水を飲む必要性があるでしょうか?普段の食生活のなかで少し意識してフルーツを食べるだけで十分です。

実際は、清涼飲料水よりも他の栄養が含まれている分、いちごを食べている方がよっぽど健康的ともいえます。

 

参考:果物ナビ
参考:グリコ/栄養成分ナビゲーター

 

■さらにバランス良い食事をするためには

成分ではなく、食品を重要視するべきだということが分かりました。しかし、「どんな食事バランスにすれば良いの?」という疑問が残ると思います。

しかし、体に良い食生活を送りたいと思っても、栄養の計算は複雑でよくわからないし、栄養の偏りを心配して食事がストレスになってしまうことは避けたいですよね。

そんな方におすすめしたいのが「何をどれだけ食べるたら良いか」の指標となる、農林水産省が作成した「食事バランスガイド」。

このガイドは日々のお料理を、下記の5つに分類し、それぞれどれくらいずつ食べたら良いかを表しています。

  1. 主食(ごはん・パン・麺)
  2. 主菜(肉・魚・卵・大豆料理)
  3. 副菜(野菜・きのこ・いも・海藻料理)
  4. 牛乳・乳製品 
  5. 果物

栄養素だけで表されている訳ではなく、実際の料理でも示されているので分かりやすいです。

 

参考:食事バランスガイド

 

■成分はあくまで参考程度に。食品第一主義が健康への近道

成分を意識しすぎていると、本当に大切なものから目を背けがち。野菜やお肉、発酵食品などをバランスよく食べることが遠回りのようで、近道です。

成分につられて商品を買っていた方は、食品のバランスに目を向けてみてはいかがでしょうか?

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