近年、ママ友カーストという言葉をたまに聞くようになりました。いわゆるスクールカーストと同様に、グループの間で序列が生まれ、それをカースト制度のように表現した言葉ですね。今回はママ友カーストの事例を3つ挙げ、どうやって序列が決まってしまうのかを解説します。「本当にカーストなんてあるの?」と思っている方も安心してください。これから話すことはすべて実話なんです。
■ママ友カーストはどう決まる?100人にアンケートした結果
以下のランキングは暮らしニスタさんのアンケート結果です。
- 1 ママ自身のキャラクター(32票)
- 2 夫の年収や職業(29票)
- 3 住んでる家の優劣(17票)
どうやら、ママ自身の性格によるところが多いようですね。これはスクールカーストと同じ要因に思えます。しかし、ママ友カーストの理不尽なところは、自分ではどうしようもないところを勝手に判断されて、評価されてしまうという点。それには以下のような要素があります。
- 1.経済力
- 2.ママの外見
- 3.子どもの能力
これについて深掘りしていきます。
■実在するママ友カースト①家庭の経済力で決まるママ友カースト
ママ友カーストといえばお金絡みがよくあるパターンです。具体的には・・・
- 夫の年収
- 夫の職業
- 夫の学歴
- 持っている車や家
これらで決まるように思えます。
筆者のママ友カースト体験談
私の場合、ママ友で集まるときはボスママの家に招かれることが多く、たいてい素敵な一軒家の持ち家でした。以前から「入るママ友グループ間違ってしまったかもしれないな・・・」と思っていたのですが、それが確信に変わったのがその日。ボスママのお家で話題に上がるのは、子どものことだけでなく、夫の職業や収入のことまで。「いやいや、あなたたちはお金持ちかもしれないけど、うちと比較しないで〜汗」と思いながら話が進んでいく。私はあまり話に入れずターンエンド。その日を界に一部のママ友の態度が変わったような気がします・・・。このように自分より上か下かの探り合いをママ友付き合いの序盤から始めるママ友グループもあります。また、目の肥えてるママほど、ママ友の身につけている服や小物、アクセサリー、子ども服のブランドをよーく見ています。そして格付けして態度を変えるので厄介、というか嫌ですね。
経済力のママ友カーストを避けるには
経済的な部分はあまり変えられることはありませんから、無理して人間関係を築くことはないんです。見栄をはりすぎて借金…とまではいかなくともランチで頻繁に高額な出費をするのは避けたいですよね。基本的には、合わないママ友グループとは距離をとることをオススメします。ランチのお誘いには「親戚から荷物がくる」「夫が出張で少しバタバタしてて…」など自分以外の出来事を理由にして断ると嫌味にならないでしょう。またマウンティングされているなと感じたら深く話しすぎないことです。具体的な収入の額など話す必要はありません。「うちは本当に普通なの。話すほどの額じゃないよ。」とやんわり笑顔で回避して、それ以上突っ込まれないようにするなど、大人の対応を。
■実在するママ友カースト②ママの外見で決まるママ友カースト
女性ですから、顔やスタイルでマウンティングするのは必然なのでしょう(といっても、一部のいやなママ友だけですが)。具体的には・・・
- 服のファッションセンス
- 持っているカバン
- ママのメイク
なんかもこっそり注目しているママ友は多数。
筆者のママ友カースト体験談
子どもが小さい頃は、どうしても自分のことに手がまわらないんですよね。下の子も小さいから私の髪は束ねて、授乳できる服は限られるし、両手をあけたいからリュックで。あと育児中って簡単に服が汚れますから安物の服で過ごしていたし、化粧も簡単にササっと。そういう時期は、ママ友に完全に下に見られているのが分かりました。「どう見たって、育児のためにこういう服着ているに決まっているでしょ!」と言いたいですが、一部の嫌なママ友には関係ないようです。しかし、育児に余裕ができてブランド品を身につけたり、メイクやネイルにもこだわるようになったら、ママ友たちの接し方が明らかに違ったのを覚えています。
外見のママ友カーストを避けるには
やはり忙しい中でも、身だしなみはきちんとしていた方が良いですね。もちろん育児が最優先ですが、ファッションも周りと自分を客観的に比べて、地味すぎない方がママ友グループの中では過ごしやすいと思います。とはいえ、小さい子どもがいるママとそうでないママでは、身だしなみに大きな違いが出てきてしまうのは仕方ない。ママ友の視線が気になったら、自分にこう問いかけましょう。「ママ友の目と、自分の子どもの育児はどっちが大事なの?」自然と答えは出るはずです。ママ友関係なんて、数年経ったら合わなくなるような関係ですから。でも子どもは一生ものですよね。
■実在するママ友カースト③子どもが序列に関係する?
子どもの能力がママ友カーストに影響することもあります。具体的には・・・
- 子どもの学力
- 子どもの運動能力
特に学力ですね。受験が絡む学年だったりすると、受験する学校によってそれまでのママ友カーストに上下変動があったりするパターンもあるようです。
筆者の知人のママ友カースト体験談
これは私の知人の体験談です。知人はもともと、中心的なママ友とあまり関わりがなかったママだったそうです。しかし、子どもが名門校を受験すると知れ渡った途端、その中心的なママグループのランチ会に呼ばれるようになったことがあるそうです。知人はあまりそのグループが好きではなかったようで、断ったらしい。しかし、これこそ子どもがママ友カーストに影響した形と言えます。私の周りにはこのような話はあまりありません。しかし、小学校のお受験や中学校・高校の受験が近くなってくると関係してきそうですね。また、子どもの外見がよかったり、兄弟編成(男の子がいる家庭が上、兄弟がいる家庭が上など)も順位的には上にいく場合もあるようです。お兄ちゃんお姉ちゃんがいると、母親としての経験値も上ですから。
子どものママ友カーストを避けるには
こればっかりは子ども次第ですから、周りのママたちの子どもを褒めて、アドバイスをもらったりする立ち位置でどうにかなる場合もあります。人間関係もスムーズになりますし、子育てに関する助言をもらえるというメリットもありはします。しかし、そうまでしてグループにいたいでしょうか。ここは人それぞれなので、その人に合ったママ友との付き合い方があると思います。しかし、あまりママ友に精神を使いすぎてしまうと、子育てに支障が出てきてしまいますよ。先ほども述べた通り、ママ友とは適度な距離感でいるのがママにも子どもにもいいように思えます。
■実在するママ友カーストまとめ
ママ友のカーストが決まるものとしては、ママ自身の性格以外に①経済力、②ママの外見、③子どもの能力があります。それぞれの特徴をまとめてみます。
- 夫の年収、夫の職業、夫の学歴、持っている車や家で決まる
- 服のファッションセンス、持っているカバン、ママのメイクで決まる
- 子どもの学力(子どもの運動能力)で決まる
確かに「ママ友カーストがあるなあ・・・」と感じている方は、自分に合ったママ友との付き合い方をしましょう。ママ友に精神を使いすぎずに気楽に。