年齢を重ねれば重ねるほど、体調が悪くなる......。そんなあなたは、もしかしたら「腸」に原因があるかもしれません。
近年注目されている「美腸」を手に入れて、体の奥から健康になる方法をまとめました!
■あなたの体調不良、腸に原因があるかも?
最近、肌荒れや気分が上向かないといった不調はありませんか?実は、そのようなお腹に関係ない不調にも腸が関係しているかもしれません。
細胞を作る栄養のバランスが悪いと腸内環境は悪くなります。腸内環境が悪くなると、ビタミンやミネラルの吸収効率も悪くなるため、さらに肌が荒れるという悪循環に陥ってしまいます。
「健康だけでなく綺麗なままでいたい」という方にとっても、美腸を心がけることが大切なのです。
■美腸に近づける具体的な方法①朝起きたら、ぬるめのお湯を飲んで日光浴
朝起きたら、まずお湯を飲みましょう。常温か白湯が理想です。そうすることによって、腸に悪影響を与えることなく、活動を促すことができます。逆に冷たい水を飲んでしまうと、胃がびっくりして活動が低下してしまうんです。
お湯を飲んだら、日光を浴びることもお忘れなく。セロトニンという幸福物質の分泌に加え自律神経が整い、腸の働きも良くなります。神経と腸には密接な関係があるため、お腹の調子を整えるためと食事だけを考えてはいけません。自律神経の改善、つまり日々の生活習慣の改善もセットです。
■美腸に近づける具体的な方法②野菜で食物繊維を摂る
野菜は健康にも肌荒れにも良い食品ですが、それだけではありません。食物繊維が多く含まれている野菜は腸内環境を整える上で大きな役割をもっています。
食物繊維は腸内の善玉菌を増やし、悪玉菌に加えて他の有害物質も減らしてくれるので一石二鳥。とうもろこしや玄米などの穀類、大豆や納豆などの豆類、さつまいもなどの芋類、キャベツや白菜、ごぼうも食物繊維が豊富です。
ついでに、ビタミンやミネラルも摂れるので、お肌の調子も整えてくれます。
より腸のことを考えるなら、お腹いっぱい食べるより「腹6割くらい」がおすすめ。お腹がいっぱいになると、朝のお通じの時間が遅くなるケースもあるからです。
■美腸に近づける具体的な方法③キノコで食物繊維を摂る
キノコに食物繊維があるという話も有名ですが、注目すべきは食物繊維の種類。キノコに多い食物繊維は「水溶性食物繊維」といって、菌が分解してエサにしやすいので、腸内を元気にするための強い味方になります。
また、キノコは水溶性だけでなく不溶性食物繊維も豊富なので、ひとつの食材でふたつの食物繊維をバランスよく摂れるのも嬉しいですね。ちなみに、キノコの中でも特に水溶性食物繊維が多いのが、なめこ、椎茸、えのきなんだそう。
味噌汁になめこを入れて、お漬物と一緒に朝ごはんを食べるなど、バリエーションは豊富にありますね。
■美腸に近づける具体的な方法④一日一回以上発酵食品を摂る
食物繊維がお通じに良いのは有名ですが、発酵食品も腸内環境に良いという話を聞いたことがあるでしょうか?特に、納豆やお漬物、みそが良いとされています。
そして、発酵食品を食べるのに最適な時間帯があり、それが夜だといわれています。
ただ、夜の食べる時間は気を付けてください。食べてすぐに寝る状態は、消化を遅らせ、腸の動きを弱くさせます。
少し空腹を感じて寝るくらいがベストです。寝ている間に腸がよく動くので、次の朝の快便につなげることができるからです。
また、腸にもお肌と同じようにゴールデンタイムがあります。24時よりも前に寝ることで腸がしっかり休み、次の日の腸の状態をよくする回復時間になるので、お肌のためにも美腸のためにも早めに就寝しましょう。
■美腸は難しくない!今すぐにでも始められます
健康を意識しているママにとっては、日々の生活習慣に少し工夫を入れるだけで美腸活動ができます。いつものサラダにキャベツやごぼうを多めに入れるだけでもOK。お味噌汁になめこなどのキノコを入れて、ご飯は玄米で、納豆と一緒に食べれば完璧です。
このように、気軽に始められるのも美腸の良いところ。美腸を意識した生活で体の中から美しくなってみてはいかがでしょうか?