こんにちは、フードライター&エディター浅野陽子です。出産して、離乳食を作るようになってから前より「豆」に強く惹かれるようになってきました。枝豆、そら豆、豆腐や納豆など大豆製品……どれも本当にヘルシーで体によさそうですが、何より離乳まもない子供が喜んで食べるのです。しかも、そら豆などフレッシュな豆を自分でゆでて、つぶすとマッシュポテトのような「おいもっぽい」形状になっていろいろ用途が広がることに気づきました。たんぱく質なのに!
今日はたまたま、長野県へ遠出した時の「道の駅」で入手した乾燥ひよこ豆を自分でゆでて、とてもおいしいレシピができたので紹介します。いままでシリーズ化(?)してきた「かぼちゃ編」「じゃがいも編」に続き、「ゆで豆編」です。いままでの回と同様、離乳食と大人のごはんが同時に作れます。
ひよこ豆ってちょっとマイナー?でもくせがなくて食べやすく、皮もやわらかいので豆初心者にはとてもおすすめです。「戻す時間(半日)」さえ確保できれば、ゆでるのも難しくありません。
乾燥ひよこ豆1カップをさっと洗い、ボウルに水3カップと一緒に入れ、お皿などでふたをして冷蔵庫へ。このまま半日浸して水を含ませます。これで「うわ面倒……」と思いがちですが、「明日作ろう!」と思い立った日の前の晩、お風呂に入って寝る前に、豆を冷蔵庫に入れればよいのです。
翌朝(だいたい半日〜1日が目安)、ボウルの水ごとざーっと圧力鍋へ。大胆でOKです(笑)
ふたをし、強めの中火にかけ、シューっと圧力がかかったらそのまま4分加圧。火を止めて圧力が下がるまで自然放置します。ゆでている間、キッチンには豆のまろやかないい香りが広がって、優しい気持ちに。
私はフィスラーの4.5L入り圧力鍋を使っています。圧力鍋はお値段が張りますが、忙しいママには絶対おすすめ。白いごはんも早くおいしく炊けます。メーカーはお好みで、ぜひ1台手に入れてみてください。
できました!ゆでる前より、ぷっくりみずみずしくなりました。いい香りに、猛烈に味見がしたくなります。
おーいしい!!温かくてほくほくして、でもわずかに固さが残って心地よいアルデンテ状態。豆の味も濃くて、きれいになれそう。市販のゆでたひよこ豆も缶詰入りで売っていますが、全然違う味。心から子供に食べさせたいです。さて、これを離乳食&大人のごはんに転換しますが、ちょっと長いので続きは後編で。
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