蕪は、アフガニスタン、南ヨーロッパを原産とし紀元前より栽培されていました。日本には弥生時代に伝わったと言われています。古くから全国的に栽培が広まったため様々な品種が生まれ、現在約80種類もの蕪が日本にはあり、全国各地で様々な色、形の蕪が残っています。
京都の伝統的な漬物に「千枚漬け」と「酸茎菜(すぐき)漬け」があります。大きな聖護院蕪をスライスし漬け、樽に千枚は入る事や、ひとつの蕪をまるで千枚は取れるほど薄くスライスして漬けた事が名前の由来となっています。
酸茎菜漬けは上賀茂特産の酸茎菜(別名 酸茎蕪)を漬けたものです。どちらの漬物も乳酸発酵によるもの。これらは仕込み風景が京の冬の始まりの風物詩と言われるほど、生活の中に根付いています。
FOODIES レシピ
2016.01.07(Thu)