こんにちは。アロマトローグのTomomiです。
夏の始まりを猛暑で迎えたパリですが、その後はいつも通りの過ごしやすい夏が続いています。2ヶ月におよぶ夏休みもずっと学童保育がオープンしていて、パリで過ごさなければならない大人も子どもも安心です。
パリでは2002年から、そんなヴァカンスに行けないこどもたちのためにパリプラージュというイベントを開催。セーヌ川沿いの車道を封鎖して、1ヶ月間ビーチに様変わり。椰子の木が置かれた人工砂浜では、デッキチェアで本を読む水着姿の大人の横で、こどもたちが砂の城を作って過ごす姿が夏の風物詩となっています。お弁当を持ってピクニックしたり、アイスクリームを食べながら散歩したり、日焼けに勤しんだり、泳ぐことはできないものの海辺と変わらぬ光景が繰り広げられます。回を重ねるごとにアクティビティの数も増え、パリプラージュの面積も大きくなりました。8月に旅行に来て、ヴァカンスでお店が開いてないと嘆く観光客にも楽しいスポットです。
2007年からヴィレット運河でもパリプラージュが始まりました。若い家族が多く住むエリアとあって、ここでは子ども向けアクティビティが充実。昔ながらのメリーゴーランドや、足漕ぎボートなどのウォーターアクティビティ、運河を横切るジップライン(対岸まで張られたワイヤーを滑車にぶらさがって滑走するもの)、太極拳やヨガなどのレッスンなどすべて無料で体験することができます。もちろん砂浜エリアやこどもだけのアスレチック公園、霧のシャワーなど、セーヌ川と同じ設備もあります。ところどころにあるカフェやアイスクリーム屋さんで休憩しながら、こどもも大人も一日楽しめるのです!
夏休みは子どもと一緒に外出することが多く、正直出費がかさみがち。でもパリプラージュはすべて無料(飲食を除く)なので、お財布を気にすることなくメリーゴーランドに何回も乗れるのが嬉しい。加えてヴァカンス中のパリの人口は激減するので、時間を選べば比較的空いています。うちの娘も、パリプラージュに行くたびにメリーゴーランドに5回も6回も乗って、夏の楽しみのひとつなのです。
ヴァカンスの余韻に浸ったり、ヴァカンスの代わりになったりと、パリジャンにとってパリプラージュは日常を忘れられるプチヴァカンスのようなもの。夏にパリに来ることがあったら、パリの砂浜でヴァカンスしてみてください!
今年は8月23日まで開催!