こんにちは。アロマトローグのTomomiです。
私が通う手作りコスメの基剤を売るブティックは、もう何年も前からお客さんでいっぱい!そのお店にいくと、パリジェンヌの間でどれだけ手作りコスメが流行っているか実感できます。
でも、手作りコスメって最初に意外とお金がかかるんです。お菓子作りで使うはかりやボウル、泡立て器なんかも使えなくはないのですが、そんなに大容量を作らないので少量をはかる器具の方が便利です。器具だけでなく、材料も取り揃えるとなると、かなりの投資が必要!さらに、手作りコスメは市販のものに比べて、使用感がかなり違います。果たして自分に合うかどうか...。そうなると、本格的に始める前に、どんなものか試してみたいですよね。今回は、簡単に手作りコスメを味わえるレシピをお伝えします。気になっている人は是非、お試しあれ!
まず、ローションですが、フローラルウォーター(芳香蒸留水)と保湿用の植物性グリセリンで作りましょう。空の容器を用意して、アルコールや熱湯で消毒しておいてくださいね。オイリー肌の方はイランイラン、ドライ肌の方はオレンジフラワー(ネロリ)、お疲れ肌にはローズがオススメです。それに植物性グリセリンをちょっと混ぜる。季節や自分の肌タイプにあわせて、グリセリンは1%か10%の間で、お好みで調整してください。容器を振って出来上がり!
乳液は、いつも使っているクリームの容器に直接精油を混ぜるだけ。ローズウッドやゼラニウム・ロザ、ローズ(これはとても高価です!)を入れれば、市販のクリームの使用感はそのままで、素敵な香りと肌にいい成分のプラスされたリッチなクリームになります。クリームの内容量によりますが、精油は1%未満になるように。50ml容器ならば精油は15滴以下で。
市販の乳液じゃなくて手作りにこだわりたければ、精油入りのキャリアオイル(植物油)なら簡単。ロースヒップやアルガンのキャリアオイルに、上記の精油を入れて、夜ローションの後に塗るだけ。オイルなのでベタつきはありますが、翌朝しっとりします。精油はやはり1%以下、100mlのキャリアオイルなら30滴以下で。
フランス人は意外と保守的で、すぐには新しいものに飛びつかず、じっくりといいものかどうか見極めます。まずは自分のスキンケアを簡単&安くカスタマイズして、様子をみて、納得して。そんなパリジェンヌが太鼓判を押す手作りコスメ。環境にもお財布にも、そしてもちろんお肌にも優しいので、気になる人ははじめの一歩を踏み出してみませんか。
Tomomi
2015.04.15(Wed)