皆さん、こんにちは。フラワーデザイナーの松永有加です。
日々の何気ない行いから、少しずつ子どもが体感していく暮らしにおけるママの美学。そこにはぜひ花にまつわる記憶も加えてほしい…そんな思いから、花や緑のある暮らしのお話をご紹介しています。
今回は、ご自宅で気軽に楽しんでいただける、クリスマスアレンジのレシピをご紹介します。レシピと言っても、切って結んで挿すだけ!とっても簡単です。ぜひお試しください。
画像にある3種類のアレンジ、いかがでしょうか?クリスマスツリーに見立てた三角錐の中に、お花を1本から数本挿すだけ、素材は違いますが同じレシピの応用でできています。普段見慣れている一輪挿しアレンジも、クリスマスのオーナメントやリボンさえあれば、こんなに華麗に(?)変身できるものですね!
さて、手順をご説明します。
1)花瓶を囲むように(又は小皿に乗せて)、3本の枝を三角形に組み、交点をリボンで縛ります。リボンの足は短くカットしたり、きれいにアレンジしましょう。
2)花を入れるベースとなるグリーンを細かく分割し、花瓶に挿します。(省いてもOK)
3)三角形から飛び出しすぎないように、花を1~3輪挿します。(又はお皿に置きます)
基本は以上の簡単なステップで完成です。あとはお好みでボールや松ぼっくりなどのクリスマスオーナメントを添えればなお華やかに仕上がります。
三角錐を作る枝ものや葉ものがない場合には、画像左にあるように、割り箸にリボンを巻き付けた棒でアレンジしてみるのも楽しいですよ。
…と、こんな風に、皆さんにご紹介するレシピや、妖艶な花を使ったデザインを考えている最中にも、BGMで頭に流れている曲は「大きな栗の木の下で~~♪」だったりする自分に気づき、思わず笑ってしまう近頃です。子どもとの習慣は、ママにとっても染みついて離れないものですね。皆さんも『ジングルベル』でも歌いながら、お子さまと一緒に花時間、楽しんでみてください。
※使用花材:
画像右:サンゴ水木(赤い枝)、杉(ベースのグリーン)、トルコキキョウ(白)、利休草(ライン状のグリーン)/画像中央:フトイ(直線のグリーン)、ピンポン菊(グリーンの花)/ダリア(淡いオレンジの花)