
石丸伸二の公式X(@shinji_ishimaru)より引用
石丸伸二、公選法違反の指摘に支障はないと説明
地域政党「再生の道」代表の石丸伸二氏(42)が26日、都内で記者会見を開き、昨年7月の東京都知事選に関する公職選挙法違反疑惑について説明した。
石丸氏は、選挙集会のライブ配信を依頼した制作会社に人件費を支払ったとされる問題について「責任を取る考えはあるのか」と記者から問われると、「答えとしてはひと言、ありません」と断言。
その理由について「影響は限定的だから」と述べ、「最悪のケースでも『再生の道』の政治活動に支障はない」との見解を示した。
この問題を受け、都議会選挙の立候補予定者のうち2~3人が辞退したことも明かした。
石丸氏側の説明では、昨年7月5日に開いた決起集会のライブ配信を制作会社に依頼したものの、配信が有償であることが陣営内で問題視され、前日の4日に発注のキャンセルを決定。
しかし、その後、ライブ配信を担う予定だったボランティアチームが解散したため、結果的に制作会社が配信を行ったという。
制作会社側は当初、人件費45万5000円を含む見積書を提示していたが、石丸氏側は機材のキャンセル料として計97万7350円を支払った。
公選法では有権者や運動員への報酬の支払いを原則禁止しており、市民団体が今月10日、公選法違反容疑で告発状を東京地検に提出している。
石丸氏は広島・安芸高田市出身で、京大卒業後にメガバンクに勤務。
2020年、前市長の辞職に伴う安芸高田市長選に当選し、市政改革を進めた。昨年7月の東京都知事選では約165万票を獲得し、小池百合子都知事に次ぐ次点となった。