2日放送のフジテレビ『ワイドナショー』で、中居正広氏の芸能界引退やフジテレビの局員が関与したとされる一連の報道について議論が交わされた。
コメンテーターとして出演したアーティストの西川貴教は、1月27日に行われたフジテレビの記者会見について率直な意見を述べた。
西川は、会見での記者の質問や発言について「お気持ちを述べる方がいたり、女性記者の発言が当該女性の人権を侵害しかねないものだったり、非常に危険なシーンもあった」と指摘。
さらに、報道の根拠となっている『週刊文春』の内容が一部訂正されたことに触れ、「当事者間で示談が成立している以上、フジテレビの組織的関与の有無に焦点を当てるべきだったのでは」と疑問を投げかけた。
また、会見を開いたフジテレビの経営陣についても言及。
「登壇した方々が全員男性で高齢だったことに違和感を覚えた」とし、「時代の変化に伴い、経営陣はコンプライアンスやガバナンスを本当に理解しているのか」と問題提起した。
さらに、「フジテレビのグループ内には、ニッポン放送の檜原麻希社長のように優れた女性経営者もいる。メディア業界全体が女性の起用を増やし、相談しやすい環境を整えるべき」と、組織の改革の必要性を訴えた。
最後に、西川は「メディアの責任をもっと考えるべき」とし、「ネタ元の確認を怠らず、事実を正確に伝えることが重要」と改めて強調した。