フリーアナウンサーの豊崎由里絵さん(36)が20日、TOKYO MXの報道番組『堀潤Live Junction』(月~金曜午後6時)に出演。
タレント・中居正広さん(52)の女性トラブルが話題となる中、自身が局アナウンサー時代に経験した「接待の誘い」への対応について明かしました。
番組では、一部週刊誌で社員の関与が報じられた中居さんのトラブルについて取り上げられ、フジテレビの港浩一社長(72)の記者会見にも触れました。
コメントを求められた豊崎さんは、「私への皆さんの興味は女性アナウンサーとしてどう思うか、というところですよね」と前置きしつつ、「私は2013年に大阪の毎日放送(MBS)に入社した際、上司から明確に『アナウンサーは接待はしません』と言われました」と語りました。
さらに、当時の部長だった加藤康裕アナウンサー(現:フリー)について、「『もし誰かに誘われて困ったら、僕のせいにしなさい』とアドバイスをもらった」と回想。
具体的には、「『部長が2人きりで行っちゃダメって言っている』とか、『会社のルールで必ず同伴が必要です』という風に言いなさい」と助言されたことが、大きな支えになったと振り返りました。
「そのおかげで助けられた部分はたくさんありました」と感謝の言葉を述べました。
豊崎さんはまた、「タレントさんに誘われるのは基本的にうれしいこと」としながらも、「誰がいるかや何人いるかを尋ねるのは難しい。加藤さんのような上司が守ってくれる仕組みがなければ、自分では断りづらい状況だったと思う」と指摘。
「これはアナウンサーに限らず、どんな職場でも同じで、若手が断りやすくなるための社内の制度が重要だと思います」と持論を展開しました。
豊崎さんの発言に視聴者からは、「守ってくれる上司の存在が重要だと気づかされた」「接待の現場の課題について考えさせられる」などの声が寄せられています。
一方で、「個人の裁量ではなく、業界全体で仕組みを作るべき」という意見もあり、今後の接待文化の在り方について議論が深まりそうです。