最近、家族の行動を見ながら新型コロナの感染対策の意識が少し、薄れてきていると感じていませんか? 帰宅後すぐに手を洗わなかったり、免疫を意識した食事になっていなかったりしているなら、要注意。まだまだウイルスの脅威は終わっていません。
そこで今回は、家族の免疫を守るために、医師のアドバイスのもと、おすすめの対策をご紹介します。
■「人混みを避ける」のが基本!
済生会横浜市東部病院 患者支援センター長、周術期支援センター長、栄養部部長の谷口英喜先生は、「感染症はウイルスが一定量体内に入り、細胞に感染することで起こります。そのため、体内に侵入するウイルス量を最小限に抑えることが感染症予防の第一歩になります」と述べています。
では、具体的にはどうすれば良いのでしょうか?
「まず、人混みに近寄らないこと。これは非常に有効です。また、マスクも、吸い込んでしまうウイルスを減らせるのでもちろん有効です。うがいは、喉や手に付着したウイルスを洗い流すという行為ですが、どんなにガードしていても喉には多少のウイルスは付着してしまいますし、既に付着してしまっているものを時間が経過してから流すという行為に、高い感染症予防効果が期待できるかというと、若干疑問です。また、空気は鼻からも入っているので、鼻洗いまでしないと完璧とは言えないでしょう。人混みで感染している方と接触があるかもしれないけれど、うがいをすれば大丈夫、とは考えず、なるべく大量のウイルスに接触する可能性のある機会を減らすことが予防の観点ではおすすめです」
■栄養面はココを意識!
そして、ウイルスに負けない身体作りが大事だと谷口先生。
「風邪などのウイルスは実は毎日身体に入ってきています。それでも症状が出ないのは、免疫機能が順調に働いているからです。ウイルスや細菌が入ってきたときに戦う免疫細胞が、きちんと作られ、そのメカニズムがきちんと働き、破壊されにくくするために積極的に取り入れるべき栄養素や成分は下記です」
1.タンパク質
例)肉、魚、卵、大豆など
2.ビタミン類
例)ビタミンC、ビタミンB、ビタミンA、ビタミンEなど
3.フィトケミカルのポリフェノール
例)緑茶に入っている「エピガロカテキン(EGC)」、「エピガロカテキンガレート(EGCG)」やコーヒーに入っている「クロロゲン酸」などのポリフェノール
4.「パラミロン」「乳酸菌」
1から3までのものと乳酸菌は、一般的に免疫対策としてよく耳にしますが、4の「パラミロン」は耳慣れませんよね。
一体、どんな栄養素で、どんな食品に含まれているのでしょうか?
ユーグレナに含まれる「パラミロン」とは?
パラミロンとは、ユーグレナに唯一含まれる成分なのだそう。
「ユーグレナは、ワカメや昆布、クロレラと同じ藻の一種で、動物と植物の両方の特徴を持つ、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、不飽和脂肪酸など59種類の栄養素をバランスよく含んだ食品です。このユーグレナ特有の成分でβ-グルカンの一種である『パラミロン』は、近年機能性についての研究が進んでいて、さまざまな効果がわかっていますが、今年このパラミロンが免疫細胞を活性化するということがわかりました。
21歳から82歳までの健常な日本人成人男女213名を対象に2022年1月から8週間に渡ってユーグレナ1日1,000mgを8週間、毎朝継続摂取した人と摂取していない人とを比較したところ感冒症状(かぜ様症状)に及ぼす影響に差が出る結果となりました。
この症状の抑制に影響を与えているのが、ユーグレナが自身のエネルギー源として蓄えているパラミロンだということがわかっています。
パラミロンが免疫応答を担うリンパ球の一種、T細胞やB細胞を活性化することがわかっていますが、独自のゲノム編集技術により作出した『パラミロンを蓄積しないユーグレナ』では、この反応が起こりませんでした」
ユーグレナは市販のサプリメントのほか、フルーツ味などで飲みやすくなっているドリンク、料理にも使える粉末タイプなど種類も増えているので、ぜひ取り入れてみましょう。
ユーグレナのパウダーと乳酸菌を手軽に一緒に摂れるパウダーもあります。
「からだにユーグレナ」のシリーズ、「からだにユーグレナ グリーンパウダー 乳酸菌」は、ユーグレナとの相性がとてもいい、ヨーグルト10個分もの乳酸菌を配合。牛乳や豆乳で割ってすぐに飲ませられるし、パンケーキなどに入れてさりげなく習慣化するのもおすすめ。もちろんヨーグルトに混ぜても。
からだにユーグレナ グリーンパウダー 乳酸菌 ¥4,827(税込)
家族の健康は、何よりも宝。生活習慣から食事までしっかりと対策をして強い身体を目指しましょう!
【プロフィール】
谷口英喜先生
済生会横浜市東部病院 患者支援センター長/周術期支援センター長/栄養部部長
教えて!「かくれ脱水」委員会 副委員長、日本麻酔学会指導医、日本集中治療医学会専門医、日本救急医学会専門医、TNT-Dメディカルアドバイザー。1991年、福島県立医科大学医学部卒業。栄養管理・麻酔・集中治療、経口補水療法、体液管理、臨床栄養、周術期体液が専門。