休校の延長など、コロナウィルス感染拡大による負担……。大人も子供もストレスを感じている頃ではないでしょうか?
そんなつもりはないのに、つい子供にイライラしてしまい自己嫌悪に陥るママも少なくありません。在宅が続き煮詰まってしまうのは仕方ないこと。
しかし、できるならお互い気持ちよく過ごしたいですよね。
本記事では、子供のストレスにならない接し方についてご紹介します。
■子供のストレスにならない接し方①分かる言葉で説明する
大人にとっても経験したことのない事態。戸惑うのは当たり前のことです。それと同様に子供たちも不安な気持ちを抱えているのもまた事実。
年齢によって何をどこまで説明するかは異なりますが、分かりやすい言葉で今の状況を適切に説明することが大切です。
そのときの注意点としては、不安を煽るような言い方はしないようにすること。大人が「どうしよう。」と過剰に心配していると、その姿を見た子供たちも戸惑ってしまいます。情報をきちんと伝えた上で「正しく行動していれば必ず抜け出せる。」と前向きに考えられるように話しましょう。
■子供のストレスにならない接し方②今まで通りを目指さない
幼稚園や保育園、学校にがあれば自然と生活のリズムができているけれど、それが休みとなるとつい不規則な生活に……。
どうしてもテレビやゲームをする時間が増えたり、起きるのが遅くなったりしてしまいがちです。
そういったことに頭を抱えるママは少なくありません。そこでつい子供にイライラしてしまうことも……。
今は大人も子供も大変な時期。「いつも通りの規則正しい生活を送れなくても仕方ない。」と親自身が心にゆとりをもつことが大切です。
子供のご飯を用意して、安心して眠りにつける環境をつくれればそれで十分。理想通りにいかなくても、あまり気にしないようにしましょう。
「毎日スマホやゲームばかりして、依存症になってしまったらどうしよう……。」と思っているママもあまり不安にならなくて大丈夫。子供は今までにない長い休みで、友達とも思う存分遊べず時間をもて余しています。学校などがはじまれば、自然に今までの生活リズムに戻れますよ。
■子供のストレスにならない接し方③楽しめることを考える
毎日テレビやインターネットを開けば「コロナ」のニュースばかりで、どうしても気分がどんよりしてしまいますよね。
思いがけない長期の休み。せっかくなら、親子で普段できないことを思い切り楽しんで時間を有意義に使ってみてはいかがでしょうか?
例えば好きな本や映画をじっくり見たり、あえて手の掛かる料理を一緒に作ってみたり……。運動不足が気になるなら、体を動かすゲームやランニングなどもいいですね。小さい子供がいるママは家の周りを散歩するだけでもいい気分転換になります。
何かに没頭することはストレス解消にも繋がりますし、親子のコミュニケーションにも。ぜひアイディアを考えてみてくださいね。
■子供のストレスにならない接し方④ありのままの気持ちを受け止める
普段は元気な子供も、マイナスな情報を受け続けると心がとても繊細なります。いつもなら気にならない親の言葉に過剰に反応して傷付いたり、些細なことにイライラしてしまうことも。
そうなるとついママも「何イライラしてるの!」「そんなこと気にしてどうするの?」など批判的になりがち。
「そっか。そう感じていたんだね。」と、子供の感情を否定せずありのまましっかり受け止めることが大切です。
また、ネガティブな状況を「自分が悪いからだ。」と感じてしまう子供もいます。「不安に思ったり嫌な気分になるのは、あなたのせいじゃないよ。」と伝えて安心させてあげましょう。
■子供のストレスにならない接し方⑤親自身も上手く息抜きする
どんなに小さな子供でも、親のことをよく見ています。ママがストレスや疲れなどで精神不安定になっていると、「私のせいなのではないか。」と自分自身を責めてしまうことも。
子供と長時間一緒にいて、なかなか一人になれない人も多いでしょう。そんな中でも意識して、ほっと一息つける時間をつくることが大切です。
お気に入りのお菓子を食べながらコーヒーを飲むだけでもリラックスできますし、メイクをし好きな服を着るだけでも気分が上がります。
あなたに合う方法を見つけて上手く息抜きしましょう。
そうはいっても、ママだって人間。子供に当たってしまうこともあるでしょう。そんなときは気持ちが落ち着いてから、子供に「さっきはイライラしてごめんね。あなたのせいじゃないよ。」ときちんと話せば伝わりますよ。
■長期戦だからこそ、どっしり構えて前向きに過ごそう
毎日コロナウィルスの話題ばかりで、憂鬱な気分になってしまうのは大人も子供も同じ。先が見えない長期戦だからこそ、どっしり構えることが大切です。
こんなときだからこそ、在宅中にできることを楽しむなど親も笑顔で過ごすことが、子供にとっての安心感にも繋がるのではないでしょうか?