切り干し大根といえば煮物が定番ですが、それだけじゃもったいない!合わせる具材や味付け、調理法を変えれば和洋折衷あらゆるテイストにアレンジ出来ます。
本記事では、普段のおかずはもちろんお弁当にもぴったりな洋風レシピをご紹介。
旨みがたっぷり染み込んだ切り干しと、カラフルな具材が食欲をそそります。
コーンやベーコンを使いコンソメスープの素で味付けしているので、煮物を食べ慣れない子供にも喜ばれますよ。
■材料
5~6人分
切り干し大根:40g
ホールコーン(缶詰):1/2カップ(約80g)
ベーコン:3枚
ブロッコリーの茎:1/3株分(アスパラガスやパプリカなど、好みの野菜でアレンジしてもOK)
コンソメスープの素(固形タイプ):1個
オリーブオイル:大さじ2
水:2カップ
塩:小さじ1/3
以下はお好みで……
粗挽き黒コショウ(粒が大きいものがおすすめ):小さじ1/2
■切り干し大根の洋風アレンジレシピ①切り干し大根をもどす
まずは、切り干し大根をたっぷりの水の中でもむようにほぐしながら洗い、しっかり汚れを落としましょう。
そのあとキレイな水に替えそのまま5分ほどつけてもどし、水気を絞ります。
■切り干し大根の洋風アレンジレシピ②材料を切る
もどした切り干し大根、ベーコン、ブロッコリーの茎を食べやすい大きさに切ります。
キッチンばさみを使ってカットすれば、まな板を汚さず済むので時短に……。
今回はどうしても余りがちなブロッコリーの茎を使っていますが、アスパラガスやパプリカなどを使っても。見た目も色鮮やかに仕上がりますよ。
■切り干し大根の洋風アレンジレシピ③フライパンで炒める
フライパンにオリーブオイルを入れ、中火で熱します。
煮物といえば鍋のイメージが強いですが、今回はフライパンでより簡単に作れるようにしています。洗い物も鍋よりも楽だし、軽くて扱いやすいのもおすすめポイント。
ベーコンを入れ少しこんがりしたら、切り干し大根、ブロッコリーの茎、コーンを加えて油が回るまで炒めます。
■切り干し大根の洋風アレンジレシピ④フライパンで煮る
水を入れて混ぜ、切り干し大根がふっくらするまで2~3分煮ます。
コンソメスープの素を刻んで入れ、お好みで粗挽き黒コショウと塩を振り、切り干し大根がやわらかくなるまで蓋をして10分程煮ます。
我が家は辛いものが苦手な子供がいるため、コショウは使わずに作っています。そういった場合は、器に盛ってから大人の分だけ黒コショウを振ってもOKです。
■切り干し大根の洋風アレンジレシピ⑤仕上げ
蓋を外し、煮汁が1/2くらいの量になるまで時々かき混ぜながら約3~4分煮ます。
器に盛り付けたら完成です。
お好みで、バジルやパセリで飾り付けすると見栄えもアップ。
■作り方のポイントとコツ
切り干しを水でもどすとき、あまり長時間置きすぎると食感が落ちてしまうので注意してくださいね。また、「急いでいて少しでも早くもどしたい!」というときは、50℃くらいのお湯を使うと時短に。時間は約2~3分でOK。
また、時間に余裕があるときにぜひ試してほしいのが、プレーンヨーグルトでもどす方法。切り干し大根の三杯の量のヨーグルトをからめ、8時間以上置けば完成。加熱しなくても食べられるので、サラダなどにも使えます。
煮物は冷めていくときに味が染みます。そのため、出来たてよりもしばらく経ってからのほうが美味しいです。早く食べたい気持ちをぐっとこらえて、ぜひ味が馴染んでから食べることをおすすめします。
■作り置きしておけばお弁当にも使えて便利
作り置きメニューとしても役立つ洋風切り干し大根。冷蔵で約2~3日、冷凍で約2~3週間日持ちします。
冷ました切り干し大根をカップに入れた状態で冷凍すれば、毎日のお弁当にも便利。盛り付けする手間なくすぐに詰められるので、忙しい朝にも大助かりです。空いた隙間を埋めるのにもおすすめ。紙製のカップを使う場合は耐水性が高く、しっかりした形のものを選んでくださいね。
また、そのまま細かく刻めば炒飯の具としてもリメイク可能。さらに全体をケチャップで味付けし卵でくるめばオムライスにも。切り干し大根の旨みと歯ごたえが癖になる美味しさです。
■栄養価の高い切り干し大根は、アレンジやリメイクも楽しめる優秀食材
通常の大根よりも栄養価が高い切り干し大根。干すことでカサが減り、少しの量で多くの栄養素を摂れるのも大きな魅力。
また、低カロリーで食物繊維もたっぷり含まれており少量で満腹感を得やすいので、ママのダイエットにもおすすめです。
その他にも冷え性や疲労回復など、さまざまな悩み改善に効果的。
しかしどれだけ栄養価の高い食材とはいっても、毎回同じ味付けでは飽きてしまいますよね。
今回ご紹介したアレンジレシピを覚えておけば、洋食メニューのときにも相性ばっちり。また、さまざまなリメイク料理も楽しめます。
ぜひ、あなたも今夜のおかずに作ってみてはいかがでしょうか?