まだまだ寒い今の時期には、体の芯からじんわり温めてくれるポタージュスープが最適。
本記事では常備している野菜の一つ、ニンジンを使ったポタージュのレシピをご紹介します。
レンジを使用し、野菜を炒める手間がないのでとても簡単。それでいて家で作ったとは思えない、まるでお店のような本格的な味わいで、おもてなしにもぴったりです。朝食として、パンを添えてもいいですね。
メインに使う野菜を代えればアレンジも豊富。野菜が苦手な子供も食べやすいので、克服のきっかけにもなりますよ。
■材料
2~3人分
ニンジン:1本
タマネギ:1/2個
水:100cc
牛乳:200cc
コンソメ:小さじ2(キューブタイプなら1個)
バター:大さじ1/2
塩こしょう:少々
お好みで
パセリ・生クリーム・コーヒー用ミルクポーションなど:少々
■栄養たっぷりニンジンポタージュの作り方①準備
ニンジン、タマネギを火が通りやすい大きさに切ります。
とくに切り方に決りはありませんが、今回はタマネギは薄切り、ニンジンは半月切りにしました。
■栄養たっぷりニンジンポタージュの作り方②レンジで野菜を加熱
切ったニンジンとタマネギを耐熱容器に入れます。
写真のようにふんわりとラップをかけたら、600wで5分ほど野菜がやわらかくなるまでレンジで加熱します。
レンジによって加熱時間は多少前後しますので、火の通り具合をみて調整してくださいね。
■栄養たっぷりニンジンポタージュの作り方③材料を混ぜる
加熱してやわらかくなったニンジンとタマネギ、水、牛乳、コンソメ(今回はキューブタイプ1個を刻んで使用しています。)をミキサーに入れ、スイッチオン。
もちろん、ハンドブレンダーなどを使用して鍋の中で直接攪拌しても。
全ての材料が滑らかになるまで、しっかりと混ぜ合わせます。
写真のように、全体がきれいなオレンジ色になればOKです。
■栄養たっぷりニンジンポタージュの作り方④鍋で温める
ミキサーから鍋に移し、バターを加えて弱火にかけます。
温まったら、塩こしょうで味を整えます。
■栄養たっぷりニンジンポタージュの作り方⑤仕上げ
器に移して完成です!
我が家はコショウが苦手な子供がいるため、鍋では塩のみで味を整え、よそってから大人の分だけ振っています。混ぜるよりも、見た目がお洒落に仕上がるのでおすすめです。
また、生クリームやコーヒーのポーションミルクなどを仕上げにプラスすると、よりニンジン独特の香りが和らぎ、マイルドな味わいになります。ニンジンが苦手な家族がいるときは、ぜひ試してみてくださいね。
さらにパセリを散らすと見栄えもアップしますよ。
■作り方のポイント・コツ
鍋で温めるとき、沸騰させると牛乳の臭みが出てしまったり、ふきこぼれやすいので注意しましょう。
今回はニンジンの皮をむいて使用していますが、しっかり洗って皮ごと使ってもOKです。
■ポタージュのアレンジ例
今回はメインの野菜にニンジンを使用していますが、基本の作り方さえ覚えれば、バリエーションは無限大。
例えば、王道のかぼちゃやコーンポタージュも簡単。かぼちゃを使う場合は、ミキサーにかけたあと裏ごしすると滑らかに仕上がります。
また、かぶやほうれん草、ブロッコリーなどもおすすめ。ブロッコリーは冷凍したものをすりおろせば、ミキサーなしでさらに簡単に作れますよ。
和食の献立のときは、コンソメの代わりに鶏ガラスープの素やだしを使うと和風ポタージュにアレンジするのがおすすめ。牛乳を豆乳に代えると、また違った美味しさが楽しめますよ。
また、りんごやさつまいもを使ってスイーツのような甘いポタージュも作れます。お好みでシナモンを加えると、味の深みがアップし、奥行きが出ますよ。
また、冬に食べる印象の強いポタージュですが、冷たくすれば夏にもぴったり。実は一年中楽しめるスープなのです。
ぜひ旬の食材を使って、素材本来の旨みをじっくり味わってみてはいかがでしょうか。
■ポタージュの冷凍保存方法
ポタージュは冷凍保存も可能。多めに作ってストックしておけば、食べたいときにすぐ食べられて便利です。
まず粗熱をとり、ジップロックの袋などに一回分ずつスープを入れます。
できるだけ空気が入らないようにし、平らにしたら金属トレイに並べて冷凍庫へ。こうすれば、凍った後に冷凍庫の中で立てて収納できるので、場所をとりません。
解凍方法は、食べる前日に冷蔵庫に移し、手で崩せる堅さになったら鍋に入れ温めます。または耐熱容器に入れ、レンジを使って加熱しても。
■優しい甘さのニンジンポタージュで体の芯から温まろう
あっという間に作れるのに、お店で出てくるような本格的なニンジンポタージュ。他の野菜を使って、アレンジも自由自在の万能レシピです。
あえて子供が苦手な食材を取り入れ、美味しさを知るきっかけにしてもいいですね。
野菜の栄養が溶け込んだ、温かいポタージュスープで、残りの寒い季節を元気に乗り越えましょう。