東京でも2店舗展開する有名なショコラティエ、デルレイ。こちらベルギーのアントワープにあるデルレイのお店は、アントワープ中央駅からまっすぐ続くドゥ・ケイゼルレイ通りをすぐ左に曲がった、駅から徒歩5分の場所にあります。 静かに佇むシックな黒い外観のショップに、すぐ隣にはティーサロンも併設。ここではチョコレートだけではなくカフェやティー、またランチも楽しむことができます。
実は、デルレイがケーキの販売を行っているのは、アントワープだけなのです。ケースの中でつやつやと光り輝くケーキ達は、洗練されたデルレイの風格を物語っているかのよう。 さすがショコラティエの作品とあって、14種類あるケーキは濃厚なチョコレートがふんだんに使われています。
チョコレートは2階のアトリエで、ケーキやビスケットの焼き菓子などは地下のキッチンで、全て手作りされるそうです。 遥か日本まで運ばれて来るプラリネ達は、全てここで生み出されます。 日持ちのしないケーキやマカロンが食べられるのは、このお店を訪れる地元客と観光客の特権ですね。
ケーキの種類は一年中楽しめる定番が約10品、残りの4品は季節とともに入れ替わります。 冬はチョコレートが多く使われたケーキが、夏はフルーツを使ったケーキが多いそうです。 夏・冬の限定ケーキとして出されたケーキの中でも、好評だったものは次のシーズンに再提供されることもありますが、今回の冬限定のケーキは4つとも新作。
Romeo (ラズベリークリームとミルクチョコレート、チョコレートムース)、Maroni (栗のクリームとチョコレートクリーム)、Floriana (マンダリンのクリーム、クリスピーな土台にピーカンナッツのキャラメルクリーム)、Xenia (ホワイトチョコレートのリコリッシュ添え、クリスピーなヘーゼルナッツに乗ったチョコレートムース)は期間限定で、春先までこのショーウィンドウに並びます。
常に人気があるのは黒い森と呼ばれる Forêt-Noire と Martiniqueで、どちらもチョコレートがたっぷりとコーティングされた真っ黒なケーキ。 残念ながらこの日は、午後1時には既に売り切れていました。 ケーキは単品で1つ4.5ユーロ、また3人〜6人分の大きな台のケーキも売られていますが、閉店する18時頃にはほぼ全てのケーキがなくなってしまうほどの人気ぶり。
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