コンパクトな店内はモノトーンのインテリアでシック&シンプルにまとまっており、きりっとした都会的な雰囲気。入って右手にはトリュフのような形のランプの下に、ガラス張りの白い光沢が光る長いショーケース。完璧なまでに美しく洗練度の高いケーキとボンボンショコラが整然と並べられています。 壁面の棚には、トリュフやオランジェット、クッキーやマシュマロなど上品にパッケージされたスイーツが。店のブランディングに時間をかけ、商品のクオリティのみならずプレゼンテーションにも気を配り、パッケージまで余念のないオーナーのこだわりが伺えます。
この店のボンボンショコラの特徴は、サイズが小さめなこと。アレイス氏いわく、大事なのはサイズではなくショコラの中に込められた味がしっかりとテイスティングできることだそうです。艶々としたガナッシュやプラリネなどバラエティのあるフレイバー約20種類を揃え、サフランと金柑のガナッシュ「SHANGHI(シャンハイ)」やアーモンドとごまのプラリネ「SESAMI(セサミ)」などアジアンテイストのものも。 今年2014年に初めてブリュッセルで開催されたサロン・デュ・ショコラに出店した際には、この若きカリスマ性のあるパティシエ&ショコラティエのブースに多くの人が群がり、ハイセンスなケーキやショコラが多くの人を惹き付け、常に行列状態でした。
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