こんにちは、フードライター&エディター浅野陽子です。昨年7月に産まれた娘はまもなく1歳。初めは自力で動けない赤ちゃんを見て「育児って余裕?」ってなんて思っていた私も、首と腰が座り、気がついたらすごいスピードで突進してくる娘に呆然。成長は喜ばしいことですが、前のようには家事や料理は全然できません!!(悲鳴)
その時期に、離乳食という課題がのしかかっているのも悩ましいところです。仕事柄、忙しくてもできるだけ子供や家族の食べるものは手作りしたくて、すき間時間にせっせと「明日のごはんの素」を作っています。「素」と言っても調味料ではなく下処理した具材。特に野菜をちょこっと蒸しておくととても重宝します。今日紹介するのは「かぼちゃの素」です。
かぼちゃって、蒸してすぐ食べられるようにしておくといろいろ役に立つのです。マヨネーズとあえてサラダにしたり、ソテーして肉のメインの付け合せにしたり、スープや味噌汁の実に使ったり。赤ちゃんがいるおうちでは離乳食の素にもなります。
まずかぼちゃを買って新鮮なうちにワタを取り、一番上の写真のように3cm幅に薄切りにします。
大きいものはまず半分に切ってから。大きめのスプーンでざっくりワタをこそげます。
なるべく重ならないように湯気の経った蒸し器に並べます。圧力鍋でもOK。
私はフィスラーの圧力鍋4.5Lを使っていますが、普通の蒸し器でもOK。どちらも持っていない人は、普通の鍋にかぼちゃとかぶるくらいの水を入れて沸かし、ゆでるだけでも大丈夫。
圧力鍋の場合はふたをして強火で2分加圧、その後自然放置。蒸し器や、鍋でゆでる場合は竹串がすっと通るまでが目安。これで「かぼちゃの素」は完成。今回はこの蒸した全体の2/3くらいを使ってかぼちゃサラダを作ります。
皮をむき、2cm角に切ってボウルに入れます。後は好みでレーズン、砕いたナッツ(今回はくるみ)も一緒に。
マヨネーズ大さじ2~3、同量の牛乳または生クリーム、砂糖・塩各少々を入れてよく混ぜるだけ。
とても簡単ですが、「かぼちゃの素」があると、本当に数分でとてもおいしいかぼちゃサラダが完成!
さあ、ここからが「かぼちゃの素」の威力(?)発揮です。蒸した全体の1/3、今回は2切れほどわざと残して、冷めたらラップで1つずつ包み、冷蔵庫に。1週間ほど保存できるので、肉料理の付け合せや、切って味噌汁に入れたり、つぶしてポタージュや離乳食に使ったり、炒めたひき肉と合わせてかぼちゃコロッケにしたり…冷蔵庫から出してすぐ使えるのがいいところ。いろいろご活用ください。
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