実は、世の中に「ママ友関係に疲れた・・・」と感じているママさんが多いのをご存知ですか?子どもの成長や旦那の収入を比べてマウントを取ってくる人がいる・・・やんわり断っているのに、頻繁にランチを誘って来る・・・いちいち小言を言ってくるママがいて顔も合わせたくない・・・筆者である私は何度も体験しました。似たような経験をしたことのあるママさんも多いのではないでしょうか。しかし、こんな疲れる思いをしてでも、ママ友って必要でしょうか?
今回は「ママ友って、実はいらないのでは?」と感じ始めているママさんのために
- ママ友がいらない理由
- ママ友とうまく付き合うための方法
をご紹介していきます。
■ママ友はいりません。その理由1.子どもの成長を比べてしまう
ママによっては1番これがキツイです。
どんなに仲良くなっても、子どもの発達の差が開いてくると「うちの子、〇〇が遅いけど大丈夫?」と心配になってくるもの。そんな時に、ママ友のお子さんが順調に成長しているのを見ると余計心配になってしまったり・・・。
逆にママ友の子どもが、なかなか歩かなかったり、発語が遅かったり、テストの点数がいまひとつだった場合は、知らず知らずに上から目線になって自己嫌悪になったり・・・。
「そのうちできるようになるよ!」励ましの言葉のはずが、嫌味に聞こえてしまいます。でも、これはもうどうしようもない!仲のいい友達ではなく、ママ友ですから。ママ友がいなければ、子どもの発達や成長を比べて落ち込むこともありません。
■ママ友はいりません。その理由2.価値観や収入格差がある
子どもを通じて知り合うママ友。必ずしも同じ価値観であるとは限りません。特に子育てに関しての価値観がズレていると、思わぬトラブルになったりすることもあります。
私は『子どもを叱らずに褒める子育て派』のママなのですが、子供の友達のママさんが『マナーを守るよう小さいうちから厳しく躾する派』のママでした。子供同士が仲良いからよくお会いする機会があったのですが、彼女の話を聞くと、どうしても「そんなに厳しくしたら、子供が可哀想・・・」と思ってしまいます。やはり、仲良くはなれませんでした。
また家庭の経済的状況も同じとは限りません。ご自宅に招かれて「あ、ここはちがうな…」と思ったことありませんか?
庭付きの豪邸ご近いご自宅に招かれた時は、「いろいろな点で話を合わせられるかな・・・」と感じてしまいました。このような価値観や収入格差は、自分はもちろん相手のママさんにも気を遣わせてしまいます。会うたびに、失礼のないような話をするのは非常に気疲れしますよね。
かと言って、同じような価値観・世帯収入を持つ、気が合うママ友を見つけるのは少し難しいし、正直面倒ですよね。
だったら最初から無理をせず、ママ友を作らない選択肢があっても良いのではないでしょうか。
■ママ友はいりません。その理由3.ずっと続く付き合いではない
子どもを産むと、早くて0歳のうちにママ友ができると思います。しかし幼稚園や保育園、小学校と年齢が上がっていくにつれ、子どもの世界はどんどん広がっていきます。もしかしたら引越しをするかもしれませんし、受験をして違う地域の学校へ通う可能性もあります。
すると、子どもの環境に合わせてママ友の付き合いも変化していきます。実際に我が家の場合、保育園から同じ小学校に進むお友達はいません。また新しいママ友との付き合いがすぐ始まるのです。その度に「また最初からママ友作りか・・・」とうんざりしてしまいます。
逆に、ママ友付き合いは長続きするのも面倒です。仲良くなってから気を抜くと、ママ友達に「〇〇さん、最近素っ気なくない?」とか「〇〇さんの家庭状況、実は〜〜なんじゃないの」とか噂されたこともあります。このような状況に近い方は精神がすり減るだけなので、このようなママ友とは距離を置きましょう。
■苦手なママ友ともうまく付き合うための方法とは
「でも、子供達のためにもママ友を一切作らないのは無理!」というママさんがいるのもよ〜くわかります。私がそうでしたから。とはいえ、ママ友がいることによって生まれるメリットがあるのも事実です。
では、出来るだけストレスをためずにママ友とうまく付き合う方法を5つお伝えします。
- 顔見知り程度でいい
- プライベートなことは聞かない
- 連絡先の交換はしても頻繁に連絡しない
- 悪口に加勢しない
- ランチのお誘いは断りすぎない
では、一つずつ解説していきます。
1.顔見知り程度でいい
ママ友という特殊な関係は、深入りしすぎない方がいいこともあります。人を頼りすぎる傾向のあるママ友に付きまとわれたり、会うたび自分の話しかしない自己中心的な方もいるんです。そのようなママ友と関わらないためには、顔見知り程度の距離感で接すること。逆に、気の合うママ友を見つけられたら、少しづつ仲良くなっていきましょう。せっかく仲良くなった気の合うママ友に「ちょっと距離感が・・・」と思われたら、今度は自分が迷惑ママ友認定されるかも・・・?
2.プライベートなことは聞かない
プライベートなこととは・・・
・家庭内の様々な問題
・相手の住所や学歴など個人情報
・相手の収入や家庭環境
などがあります。このようなことを聞かれても、話したくないですよね。逆に、自分も気軽に話してはいけません。もし「内緒なんだけど」と言われてママ友の個人情報を聞かされても、心の中に留めて話さないようにしましょう。上記の「顔見知り程度でいい」とも似ていますが、自分が迷惑ママ友と思われないようにする必要もあります。そのためには、適切な距離感を保って接することです。ママ友とうまく付き合う方法の5つを守ることこそ、適切な距離感を保つことになりますので、ぜひ意識してみてください。
3.連絡先の交換はしても頻繁に連絡しない
ママ友と仲良くなると、連絡網としての連絡先だけでなくLINEなども交換する機会があると思います。しかし、特別な用事や報告がない限り連絡をするのはやめましょう。こちらが知らないだけで、とても忙しいママ友さんもいるかも知れないですし、用のない連絡が嫌いな方もいます。もちろん、仲良くなって会うたびに長話をするような間柄ならOKです。相手との親密度によって連絡頻度は考えましょうね。
4.悪口に加勢しない
これは私の経験なのですが、悪口を言うと悪口を言われる側になることがよくあります。というのも、ママ友の輪の中に入りたくて、誰かの悪口や愚痴の話に合わせていた時期がありました。自分は輪の中に入れているから大丈夫だ・・・なんて思っていたら、風の便りで自分のよくない噂が回っていたことが。それからは自分が巻き込まれるのも輪の中に入るのも嫌で、そのようなママ友とは距離を置いていたらパッタリなくなりました。
5.ランチのお誘いは断りすぎない
ママ友とは適度な距離を置きたい方にとっての最大の敵が「ランチのお誘い」です。「特に断る理由もないから」といって誘いを受けてしまうと、頻繁に誘われたり、誰かの悪口の話をされたり・・・。とはいえ、全員のお誘いを断ってしまうと「ママ友?なにそれ」状態になってしまうので、注意が必要です。この人とは合わないな・・・と思うママ友と無理に一緒にいる必要はありませんが、気の合うママ友とはご一緒しましょう。ランチがきっかけで仲良くなるきっかけにもなりますし、役立つ情報をもらえることもあります。
■結論:ママ友付き合いは面倒
結論は、「ママ友との付き合いは悪いことだけではないけど、面倒だよね」です。面倒な付き合いを気楽に乗り越えるためには、ママ友と適度な距離感を維持すること。そうすることによって、誰も傷つけず自分も傷つきません。ママ友と良い距離感で付き合うコツとしては、会ったら挨拶する程度の関係性に収めるということ。顔見知り程度のお付き合いが理想的です。できるだけプライベートの話は控える。ママ友は友達ではなく、子育ての情報収集をする手段としての考え方もありだと思います。そもそも、子どもの年齢が一緒、クラスが一緒、習い事が一緒・・・そういった共通点だけで仲良くなるって、まず難しいんです。ママ友を無理して作る必要はないので、これからママ友付き合い頑張ろうと思っている方は、肩の力を抜きましょう。それにママにとっては、子供が一番。子供に悪い影響を与えないようなママ友付き合いを心がけましょうね。